１３ ページ13
Aside
『なんで、部屋に戻ってるの…？』
最近寝てばっかりだ…と思いながら目を開けると、
そこには見慣れた自分の部屋の天井が見えた。
お兄ちゃん、か。
『なんか、ほんと、迷惑かけてばっかだよ、』
そうつぶやきながら、布団をめくり、
一階へとおりて行く。
『運んでくれたの、お兄ちゃん…？』
眠い目をこすりながら聞く。
案の定、
ん、俺だけど…ていうか、他に誰が居るのｗ
って、返事が帰ってくる。
生憎、晩御飯までは少し時間がある。
もうちょっと寝てればよかった。
なんてね。
そ「おいで、」
そう言って、お兄ちゃんはソファへと手招きをする。
なんだろ、どうしたのかな。
てくてく、とお兄ちゃんの方へ行き、
すとんと、腰を下ろす。
『…っ！？』
焦ったのも当然でしょ。
だって、不意打ちにお兄ちゃんが抱きついてくるんだもん。
そ「さっき、生放送のとき無理やり出させちゃった感じがして
ほんと、ごめん、」
私の背中に顔を埋めながら言った。
ちょ、ちょっと、ぐりぐりしないで、よ。
いたい…
『そのことは気にしてないし、大丈夫だよ。
あと、お兄ちゃん、どこかのカップルみたいなことしないで、』
そう注意すると、お兄ちゃんは
俺は別にカップルでも許せるけど…？
とかいい出した。
寝ぼけてる、でしょ…ばか。
『お兄ちゃん、寝てたわけじゃ、なさそうだね…
てか、私とお兄ちゃん兄妹なのにさ、カップルでいいわけ、ない、じゃん』
そ「いいのー」
そう言って、抱きしめる力を強くするお兄ちゃん。
うぅ…もうっ！
世話が焼ける…！お兄ちゃんは！
『…っほらっ！晩御飯そろそろ作らないと…っ！』
必死に話題を変える私だった。
＿＿＿＿＿＿＿
Aさんツンデレ疑惑浮上。
寝ぼけてる、でしょ…ばか。
はもうツンデレ確定ですね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 665人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼也 - 僕まだ小6だから中1の問題解らん！です (2019年7月22日 18時) (
レス) id: 86451e69dd (このIDを非表示/違反報告)
雨哀 - いやぁぁぁぁ面白すぎですよこの小説。あ、後俺テントの点社会36点なんで^^ (2019年2月14日 20時) (レス) id: a1f11e755f (このIDを非表示/違反報告)
908@くれは - 初コメ失礼します！ 主さんの作品面白いですね！私も占ツクで書いているので少し参考にさせていただいてます！ あとちょっと質問なのですが、主さんは群馬住み又は群馬に親戚さんいるんですか?？学校の号令を見て気になったんですよ (2017年9月18日 14時) (レス) id: 3dbfb0714d (このIDを非表示/違反報告)
ユピト(プロフ) - 彩描さん» ごめんなさい！やってません。 (2017年9月4日 6時) (レス) id: 177928c081 (このIDを非表示/違反報告)
彩描(プロフ) - ユピトさん» ありがとうございます！お友達とは…？Twitter上なら大丈夫ですけど、やってますかね…？無理でしたらすみません… (2017年9月3日 20時) (レス) id: 0751691f5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩描 | 作成日時：2017年6月12日 18時
