検索窓
今日:8 hit、昨日:25 hit、合計:208,068 hit

砂糖じゅうはっこめ。 ページ22

また、沈黙。

隠してた、気持ちが、バレていたなんて、思いもしてなかった。

ほかの人達にも、バレてるんやろか。

眉を寄せながら、息を吐く。

「 まぁ、どうするのも、(名前)の自由やから、な?」

そういって笑みを浮かべたのを見て、眉を下げ頷く。

多分、今、何を話しても傷付けてしまいそうだった。


眉を寄せながら、黙ったまま俯く。

しかし、顔を上げて相手を見つめる。

「 ごめん。... ちょっとだけ、時間もらってもええかな ? 」

気持ちの整理つけたいから。なんて眉を下げながら、告げる。


それを見た相手はにこりと笑って頷いた。

こんなに、良い人なんだ、他に、いい人が見つかれば、いいのに。

私が、苦しめていい権利なんか、ある筈ないのに 。


相手は、私ことを気にしてくれて、考えてくれてるんやから、私も、きちんと考えるべきだと息を吐く。


言われて初めて分かったことだってある。


当たって砕けろ、か。

平次、には、和葉がおる。

だから、気持ちに踏ん切りをつけるために、それもええかもな、なんて。

自分勝手なのは、分かっとる。

...でも、だからこそ、早く結論を見付けて、伝えるべきだと思う。

これ以上、辛い思いはさせたくないししたくない。

最初から、振られるのを怯えてないで、振られて、諦めがついた方がいいかもしれない。


何が正しいのかなんて、分からないけど、やって見なきゃ分からない。

ありがとう。頑張ってみる、なんて。


でも、ちゃんと話せるかな、と眉を寄せる。

...また、ただの相談役になる前に、伝えなきゃ 。

ぐっ、と唇を噛み、前を見据えた。


もう、逃げてちゃダメだ。

砂糖じゅうきゅうこめ。→←砂糖じゅうななこめ。



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (97 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
186人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 服部平次   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あやせ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/home  
作成日時:2017年8月5日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。