【名探偵コナン】珈琲と砂糖とミルク【服部平次】 (ページ18)

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砂糖じゅうごこめ。ページ18

こんな可愛いの、私には釣り合わへんわ、と苦笑して断る。

そんな事ない、似合うと思うで？と首を傾げるのを見ながらも、お世辞はいいんやで？と眉を下げて首を振る。

「そんなん言うたら、私も釣り合わへんわ ... 」

(名前)、可愛いから自信もったらええのにー！と言うのを見ながら苦笑する。

自信は持てない。

そうやってやり取りをしていると、平次が近寄ってきた。

「おー、和葉、何や決まったんか？」

はよ支払い済ませていくで？と首を傾げる姿にふいっ。と目を逸らす。

邪魔になるから、早いところ退散しよう。なんて足を早めてその場を立ち去る。

見るだけで心臓が痛くなってくる。

考えすぎかもしれへん、と首を振って考えを振り払う。

店を出て、既に待っててくれた彼氏に近寄って、ごめんな？と眉を下げながら。

「いや、いけるで？ほな、次どこ行こか。」

と笑みを浮かべてくれたから、安堵の息を吐きながら、考える。

行きたいところか、なんて眉を寄せながら。

相手が楽しめるとこやったら、ゲーセンとか、と思いついたのはそれくらいしかなくて。

「んじゃ、ゲーセン行くか！」

「うん、せやねー！」

その声に笑顔で同意して頷く。

ゆっくりと歩き出し、時折周りを見回したりしながら。

...ゲーセンに辿り着くと、結構人も多かった。

流石、出来立て、なんて考えながら足を踏み入れる。

たくさんの音が溢れ出した空間。

相手と離れて、迷子にならんようにしな。と横目に見つめながら。

しかし、かちり、と目が合った時には、己の手と相手の手が繋がれていた。

どきっ、と心臓が高鳴って、あわあわと慌てながらも、恋人、なんだし、いっか。と自己解決して眉を下げる。

慣れないことをするだけで、ばくばくと心臓はうるさくなる。

... 変やな、と眉を下げながら、ふっと目を逸らして。

どこから行く？と平然を装って問い掛けた。