【名探偵コナン】珈琲と砂糖とミルク【服部平次】 (ページ17)

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砂糖じゅうよんこめ。ページ17

ショッピングモールにつき、どこから行こうかと案内板に近寄る。

んー。と眉を寄せながら見ていく。

ショップの名前と、その横にショップの小さな写真があるから見やすいし想像しやすい。

その中に、今注目されている雑貨店の名前。

ここ行きたい！と隣の彼を見詰めながら、あかんやろか？と首を傾げてみたり。

「 ... べつにかまへんで？ほな、行こか。」

と早足に歩き出してしまった。

慌ててその後ろをついていきながら、周りを見る。

どこのお店も目を引かれた。

可愛い服、かっこいい服、小さな雑貨屋、アクセサリー...様々な店が立ち並んでいた。

そんな中、目的の店までたどり着けば、足を踏み入れる。

ぐるっ、と店内を見回す。可愛らしい雑貨、流れる店内BGM。

こーゆーの、いいなぁ。と手に取りながら見つめたり。

彼氏彼女って、何やろ。ペアのキーホルダーとかつけるんかなぁ？と考えながら、悩む。

まぁでも、それはそれで結構恥ずかしいような気もせーへんことは無いけど...

む、と眉を寄せながら、考える。

プレゼントして、嫌がられたらどーしよ。なんて考えるも、一生懸命、選んだら、喜んでもらえるかも、しれへん、と考え直して見つめる。

でも、こーゆーのって見れば見るほど悩むんやけど ... そんなことないんかな。私だけ？

そんなことを考えながら、近くの雑貨を見ていた彼を横目に確認しつつ、レジに向かう。

しかし、ふと、一つの髪留めが目に入った。

めっちゃ可愛い。しかも、あと一つしかないし...！なんて考えながら、それを手に取ってよく見てみようかな、と手を伸ばした時 ... 誰かの手とぶつかった。

「ご、ごめんなさい！」

と慌てて手を引っ込めた。それと同時に相手も手を引いていた。

怖い人やったらどーしよ、なんて考えながら顔を上げると、それは和葉やった。

なんや、... やなくて！2人もここ来てたんやな、なんて眉を寄せる。

さっきの行動が浮かんできて、少し気まずくなった。

「 (名前)も来てたんや！ここの雑貨、ほんま可愛いもんなー！」

それに、今、めっちゃ話題になってるし！という声に同意しながら。

「さっきはごめんな？私、大丈夫やから... この髪留め、めっちゃ可愛いでなー。」

謝りながら、微笑み呟く。ほんまにそれ分かる。という相手、しかしはっ。としながら、私も大丈夫やから、(名前)どうぞ、なんて言われた。

でも、ほんまに大丈夫やで？と眉を下げながら断る。

よく考えたら、釣り合わんよな。