検索窓
今日:23 hit、昨日:67 hit、合計:208,058 hit

珈琲にはいめ。 ページ16

(名前)と、いつものカフェ。

幾つか話をした。

和葉のこと、(名前)の彼氏の事など。

後、なんかダブルデートの約束断っといてくれっていうこと。

和葉。楽しみにしてたのに残念やな、と呟く。

それがついさっき。

...しかし、今は沈黙。

沈黙が痛くて何か話そうとしたけど、無駄やった、というより、(名前)の携帯が鳴り出した。

それを見ながら、誰からやろか?なんて考えてしまうも、救われたと息を吐く。

だが、先行くわ、という声と、目の前に置かれた代金に目を見開く。

彼氏かと悟れば、黙って頷くしかなくて 。

その後ろ姿を呆然と見つめる。

なんや、置いてかれるってこんな気持ちなんやな。

きゅ、と締め付けられるような感覚に眉を寄せながら、息を吐く。

ほんま、変やわ。可笑しい。

...気色悪い、こんな気持ち

でも、そうやったら(名前)にも、悪いことしとったなー、と少し反省したり。

ただ、一つ心に引っかかるもの、の正体がわからず眉を寄せる。

でも、(名前)もなーんかよそよそしい。と眉を寄せる。

しかし、己の電話も鳴り響けば、画面を見て笑みを浮かべながら、電話に出る。

「 あ、もしもし、平次?これから、ショッピングモール行けへん?」

新しく出来たところ、行ってみたいねん!という声に、頷きながら。

「ほな、迎えに行くから、待っとれよ?」

「 うん!ほな、また後でなー 」

と会話を交わして電話を切り、支払いを済ませて店を出る。

はよいかな、待たせるのはな。とバイクを走らせる。

家にたどり着けば、既に待っていた。

「 あ、平次きた。結構早かったな?」

そんな声に笑みを浮かべ、急いできたんやから、当たり前やろ?と言ってみせる。

「 ほんま?ありがとう。じゃ、行こ ! 」

その眩しい笑に目を細めつつ、頷いて和葉を乗せ、走らせる。

しかし、道中で、(名前)と、(名前)の彼氏を見かけた。

けど、あっちは気づいてないみたいや。

顔を逸らしながら、信号が変わればまた走り出す。

ショッピングモールについて、バイクを止め、中に入る。

「 めっちゃ涼しいけど、えらい人やな...」

「 ほんま。出来立てやからちゃうん?」

めっちゃ広いし、と付け加えたのに頷いて。

同意をしながら、きょろきょろ見回して歩く。

案内板の前に来て。ほな、どこから行くか?と首をかしげて問いかける。

ここ、と和葉が指さした場所に頷きながら、歩き出した。

砂糖じゅうよんこめ。→←砂糖じゅうさんこめ。



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (97 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
186人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 服部平次   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あやせ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/home  
作成日時:2017年8月5日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。