達磨一家�� ページ2
あれから3日。私はとても平和な毎日を過ごしていた。
というか、後にも先にもあんな危ない人出会ったのは初めてだったしね。
あんな目にあった翌日は平和過ぎて死へのカウントダウンかと思ったりもしたが、ここ3日間は何事も無かったのでそれは考えすぎだと結論付けた。
あれから残業もしないで定時であがれるに必死に働いてまだ日の明るいうちに帰れるようにしているし、
あの通りは一切通ってないからあのイカレヤローにも会う可能性は大幅に減っている。
ハズ
だった
のに、
「おい、てめぇだな？日向さんを階段から突き落としたのは！！」
ばんっ、と鉄パイプを床に打ちつけられて肩が上下に大きく揺れる。
「は、はい？あの、日向さんとは.......？？」
「しらばっくれてんじゃねぇ！！」
「なんでっっ」
こいつめっちゃ理不尽じゃねーか！！人の話は聞きなさいって先生に習わなかったのかああん！？
明らかに下っ端のくせに！(心の中でだけ威勢がいい)
本当にわからない！！「日向さん」って誰！？！？
階段に突き落としたって、もしかして.............
あの日のことを思い出してサーーーっと頭が真っ白になった。
やばいんじゃないかこれ！？私に復習しようとしてる！？！？でもっ、階段から落ちたのは私のせいじゃなくない！？！
自分の生命の危機(2回目)に頭を抱えていると突然、部屋の中がざわめき出した。
「よォ」
「っ、」
やっぱりこの人だ。この人が「日向さん」って人だ。
「お前が日向を階段から落とした奴か？」
赤い頭の奴が問い掛けた。
「違います！私は落としていません！」
目がチカチカする.......トマトみたい頭だな
「見ての通りさあ、日向足と腕やっちまって全治1ヶ月なのよ。」
「お前が責任とってやってくれない？」
＜続＞
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作者名：アヤセ筋肉 | 作成日時：2020年5月3日 2時
