検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:9,658 hit

バトルを【ろんぐ。】 ページ42

一夜明け、早速バトルをするチームが決まった。

俺たちホワイトフラワーは、結構名のあるチームとあたった。

レント「さて、この面倒なイベントなんだけど、棄権ってわけにもいきません。
でも俺らはさっさと帰りたーい、ということはー?」

Semillasがはいっ!と元気な声をあげ、

Semillas「僕たちがさっさとこのイベントを終わらせれば良いと思いまーす!!」

と、言った。

流石Semillas、よくわかってる。
俺が皆を見回せば、わかっていると言った様子で頷いた。

面倒という理由で団結するなんて、ある意味凄いチームだと俺は自嘲気味に笑った。
こんなチームでも好きなんだけどな。

*
「やあ、はじめまして。僕はオリヴィエ。
チームFlickerei Geistのリーダーを務めてるよ。」

端正な顔立ちをした俺と同じくらいの年齢であろう青年が微笑んでいた。
そして、握手を要求してきたので握手をしながら、

「はじめまして、俺はチームホワイトフラワーのリーダーをやってるレント。よろしく。」
...と負けじと微笑みながら言った。

握手したら、あいつ凄い力込めてんの。きっと性格悪いね。

試合開始直前の合図が鳴った。
さあ、戦いの始まりだ。

*

オリヴィエ「そーぉれっ!」
オリヴィエが大剣を振り回す。

威力は高いが精度はそこそこ。
すぐに退場してくれた。

他のチームのやつらも俺たちにすぐにやられた。
戦いながら、上へ目をやると、リユーク王が心底楽しそうな顔でバトルを見ていた。
人が傷つけあうのを見て楽しむなんて、なんともまあ悪い趣味だ。


「そこまでッ!勝利したのはチーム、ホワイトフラワーです!!」

審判が叫び、バトルは終了となった。

*
チームメンバーは口々にあんまり強くなかったと言っていた。
オリヴィエに聞こえていたようで。

オリヴィエ「くそぉ...なんでなんで!お前らなんかに!!!
途中参加してきた奴らになんで....!!」

とか言いながら俺に斬りかかってきた。
レント「うぉっと...危ないなー」

ちゃんと避けたよ。
レント「お前らが負けた理由は弱かったから。それだけ。
俺を殺そうとする暇があるならもっと経験積んでまた来いよ。」

不敵な笑みを浮かべて言えば、オリヴィエは顔を真っ赤にして、
覚えてろ!!と言いながら走り去っていった。

どこの悪役だよ。

*
Flickerei Geist..ドイツ語で"継ぎ接ぎだらけの幽霊"の意。

弱すぎだよ…【霜降月】→←こういう理由です【霜降月】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:バトル小説 , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:霜降月 ろんぐ。 x他3人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年2月16日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。