約束通り【ろんぐ。】 ページ24
アルコ「れんれーん!!来たよ〜!!」
このでかい声と同時に開け放たれた俺の自室の扉。
螺がゆるんでないか不安になるくらいの音がした。
そして寝起きだった俺はかなり不機嫌でして。
レント「あ"ぁ?」
まあこの双子には威圧をかけても大した意味はないので罪悪感なんてものは感じなかった。
というか双子のテンションを上げてしまったようだ。解せぬ。
イリス「おぉおお...!れんれん、今の昔のれんれんみたいでうひょおお....!!」
日本語喋れよ。
レント「あー、はいはい。俺が悪うございました。用件は何でございましょうかー。」
面倒になったので用件をさっさと聞いてしょうもない事だったら帰らせることにした。
ひどいって?誉め言葉です(ニッコリ)
アルコ「れんれん今機嫌悪いねぇ〜かっわいい〜。」
イリス「今日はね〜、前約束した通りにれんれんを拐っていろんな所に行くのー。」
.....約束なんてしたっけ。
イリス「と、いうわけで〜レッツ、」
レント「いや待て待て、俺約束なんてした?お前らが一方的に決めただけだろ?」
アルコ「え?いいじゃん。」
........デスヨネー。シッテタ。
俺仮にもチームリーダーなんだけど?
こいつら行く気満々である。俺じゃ止められそうにないです。
レント「しょうがねぇな....拐われてやんよこのやろー。」
って言ったら大喜びです。
こういう所見たらノワールの奴らを襲うような奴とは思えないよね。
俺は不本意ではあるがチームに『用があって今日は留守にする』と書き置きをして
アルコ達と出掛けた。
*
その日はいろいろな所につれ回された。
遊園地やショッピングモールとか何かの展覧会....この他にもいろいろ。
イリス「わぁ〜!これ可愛い〜!!」
2人は可愛い髪飾りを見てキャッキャと騒いでいる。
こいつら女か。
アルコ「れんれんにつけてもらいたいね!」
前言撤回。こいつらただの阿呆。
レント「お前らなー....俺男なのになんでそんな可愛い髪飾りなんてつけないといけないんだよ。」
アルコ「だってねえ?」
イリス「うん、れんれん可愛いし。」
さっきからこいつら何かおかしい。可愛いばっかり言ってる。
頭でも逝かれたか。
というか、もう時間やばいですよ。
夜だよ。
レント「おい、逝かれた兄弟。俺もう帰るぞ。眠いわ。」
アルコ「逝かれたって....ひっどいなー」
イリス「はい、逝かれた兄弟から貴方にプレゼント〜!」
渡された物はさっきの可愛い髪飾り。
面倒になったので悪態ついてさっさと帰った。
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作者名:霜降月 ろんぐ。 x他3人 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年2月16日 23時