1-1 何故の気迫 ページ2
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少女は走っていた。地下鉄やバス、ましてや自転車も使わず、目的地まで何十kmもある道のりを。
〜〜
雄英高校ヒーロー科。誰もが憧れ、
No. 1ヒーロー『オールマイト』No.2ヒーロー『エンデヴァー』No.4ヒーロー『ベストジーニスト』。この3人は全員雄英高校ヒーロー科卒業生であり、圧倒的実力と圧倒的支持率を持つヒーロー達だ。このような、大人気で威厳を持ったヒーローを育てるのが雄英高校ヒーロー科である。
そんな雄英高校の定員は、特待生含め、1クラス20人。なのだが、今年は特例の1クラス21人となった。
理由の詳細は公表されていないが、噂では、『ある名家の圧力で…』とも言われており、反対の意見が報道番組でも多く取り上げられる中、雄英高校ヒーロー科の一般入試試験が差し掛かっていた。
今日がその日である。
〜〜
雄英高校の門の前に、芦毛色の髪を靡かせた少女が佇んでいた。
息は荒く、制服と髪は乱れ、脚まで汗が滴り落ちる、これから入試を受けるとは思えぬ格好だったが、近くにいた縮毛の少年には、その少女から何か気迫を感じた。
少女は肺いっぱいに息を吸い込み、深く息を吐くと、その長い脚を伸ばし、一歩一歩、踏み込むようにして歩き出した。
〜〜
「今日は俺のライヴにようこそー！！！ エヴィバディセイヘイ！！！」
雄英高校の講師、「プレゼント・マイク」の声が反響するだけのこの空間は、少し、いや、かなり虚しいものだ。
現在、プレゼント・マイクが主軸となって行われているのは入試試験の説明会。雄英高校の広々とした講堂に、大勢の受験生が椅子に座り、それがプレゼント・マイクを囲む形となっている。
縦にも横にも大きいこの講堂で、あまりプレゼント・マイクの声が反響せず、尚且つ聞き取りやすいのは、やはり彼の“個性”だろうか。
ボイスヒーロー『プレゼント・マイク』。金髪の髪が天井に向かって立つその髪型と、DJのような服装が特徴的だ。首元にはスピーカーのようなものがつけられているので、やはり“個性”は声などの音関係のものなのだろうか。
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ほしでこぽん(プロフ) - 鼻眼鏡ﾁｬﾝさん» コメントありがとうございます。すみません、調べてみるとNo.3はホークスでした…。勝手にベストジーニストだと脳内変換してました。修正しておきます！ (2021年8月9日 0時) (
レス) id: 63f69067f8 (このIDを非表示/違反報告)
鼻眼鏡ﾁｬﾝ(プロフ) - コメント失礼します、no,3ヒーローはホークスですよー。ベストジーニストはno,4ヒーローです。 (2021年8月8日 23時) (レス) id: 877b8d529d (このIDを非表示/違反報告)
ほしでこぽん(プロフ) - クレアさん» コメントありがとうございます！そうですねぇ…。改行だらけのお話にして内容が薄くなるのは嫌なので、増やすことができるのは地の文と会話の間でしょうか…？ ご意見ありがとうございます！ これからも頑張ります！ (2021年8月4日 12時) (レス) id: 63f69067f8 (このIDを非表示/違反報告)
クレア - タイトルを見て面白そうだと思ったので来てみました。見てみましたが、少し読みづらいと感じました……改行を増やしてみてはどうでしょう？話も結構面白いですし、文章もしっかりしていると思います！長くなってしまいすみません……更新頑張ってください (2021年8月3日 15時) (レス) id: d053ae9ff0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほしでこぽん | 作成日時：2021年7月15日 20時
