大丈夫だよ。2

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side.雄也



慧「ねぇ、これなに？」




伊野尾くんが机の上に置かれた袋の中身を見ながら知念にそう聞くと




知「ん？あー、それ解熱剤だって」




慧「これ座薬なんだけど、」




光「座薬って何？」




嘘でしょ、光くん




裕「出たー、八乙女ポイント」




慧「座薬っていうのはお尻から入れる薬のこと」




薮「直接成分を吸収できるから早く効果が出るんだよね」




光「へぇ･･･」




いや、光くん全然分かってないよね




知「誰が入れるの？」




薮「入れれるやついる？」




裕「いなさそうだよね、」




知「じゃんけんわ？」




ということで座薬入れじゃんけんをすることに




すると




雄「うわぁー、俺かよ、」




え、入れ方分かんねーし、しかも山田に嫌われるじゃんかよ･･･




涼「んん、、？」




有「あ、山田起きたよ！」




山田が目を覚ましたようだ




涼「ん･･家？」




知「涼介おはよ、帰ってきたよ」




薮「山田、ちょっと熱計ろうか」




これで高かったら俺が座薬を入れるんだよな･･･




そう考えているうちにピピっと機械音が鳴って




薮「んー、まだだいぶあるな･･」




知「何度？」




薮「38度2分」




薮くんの言葉に皆の視線が集まった




あー、はいはい、頑張りますよ･･･




俺が動き出したのをきっかけに




慧「はい、山田ちょっとごめんなー」




伊野尾くんが手早く山田のズボンを下げてスタンバイしてくれた




涼「ん、なに？嫌だ、離してっ」




山田が何かを察してバタバタ大暴れ




それをメンバー皆が抑えてくれていて




雄「これってこのまま入れるの？」




慧「いや、先を少し手で温めて溶かして入れやすいようにするの」




雄「あー、なるほどね、了解」




涼「ねぇ、やだ、ゆーや、やめてよ･･･」




知「涼介頑張ろうね、これ頑張ったら熱下がるから、ね？」




雄「おけ、もういけると思う」




涼「やだっ、やだぁ、ゆーや！」




俺は意を決して山田のお尻に座薬を当てぎゅっと力を込めた




でも、山田は全身に力が入ってるからなかなか上手いこと入っていかず、焦っていたら




慧「山田、ふぅーって息はいてごらん？」




涼「んん"ー、ふぅっ、やｯ･･んー、」




山田が息を吐いた瞬間スっと山田の中に座薬が半分入った




そして、




伊野尾くんがコントロールして山田の力を抜いてくれたお陰で全部入れることが出来た

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