大丈夫だよ。

△ ページ10

side.裕翔



皆が出ていった後、やまを病院に連れていこうと薮くんが車を取りに行ってくれた




涼「ゲホｯ、ケホｯケホｯ･･はぁっ」




未だ咳が止まらず、はぁはぁと肩で息をするやま




俺はそんなやまの背中をさすってあげることしか出来なくて





ピコん




薮宏太車、下まで持ってきたぞ
裕翔了解、降りるね。






裕「やま、薮くんが下にいるから降りようか」



そう言うとやまを支えながらゆっくりと立ち上がらせる



涼「･･･っ、たぁ･･」



立った瞬間、小さく声を漏らして顔を歪めたやま






これってもしかして･･






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

side.山田




裕翔に支えてもらいながらふらふらと下まで降りると薮くんが車を開けてくれた



ソファから立ち上がってからずっと脚の関節に痛みを感じていた俺



なんか、この痛み知ってるぞ･･




そう思ってると、裕翔が薮くんに何か伝えた後、2人ともマスクをつけたはじめた




薮「山田、今から病院行くからな、もし気分悪くなったらすぐ言えよ？」





涼「･･ん、はぁ･･･ありがと、」

△→←△

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す