ボロボロの絵日記 ページ1
大学の休みの昼下がり。
今日はバイトもなく、課題も午前中に終わらせているため、特にやることもなく暇をもて余していた。
夏が終わり、秋風の心地よい時期。
窓を開ければ、風がカーテンをふわりと上げて入ってくる。
そんな扇風機が役目を終えた日の事だった。
Aがその絵日記を拾ったのは。
幸い、彼はソファでお昼寝をしていて起きる気配がない。
ソファの下に隠す様にあったその絵日記は、ボロボロで黄ばみ如何にも古いものだと悟った。
でも、僅かに潰れた名前欄には確かに彼の名前が書かれていた。
【三浦リュウタ】と。
こんな幼子の日記を見るなんてどうだろうか?
しかし、こんな隠されるようにあっては気になるじゃないか。
それに、この絵日記には確実に彼の過去が記されている。
もしそうならば、自分が彼を知る良い機会になる。
と、ろくでもない理由をつけて、Aは好奇心からその絵日記をめくった。
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桜夜桜もち - 心境 の「俺」ってもしかして×××くんなのでは…? (2021年7月17日 15時) (レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
+花+(プロフ) - 続編が楽しみです! (2021年7月12日 22時) (レス) id: d652f69505 (このIDを非表示/違反報告)
+花+(プロフ) - ゆうえんち、クリアしてきました! (2021年7月12日 22時) (レス) id: d652f69505 (このIDを非表示/違反報告)
レイン - ゆうえんち、クリアしました!!続きが読みたいです!! (2019年12月11日 21時) (レス) id: cde8b1371d (このIDを非表示/違反報告)
闇染 - すごい。 (2018年10月13日 14時) (レス) id: 81cab5b818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルヴァ子 | 作成日時:2018年9月19日 8時