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冷たい風が ページ11

「け...ま...どく...さ...

ドクツルタケ様!!!!」

その声に呼ばれる様にドクツルタケは覚醒した。

彼は全裸で脱衣所の長イスに横たわっていた。

見ると、シロが除きこんでいた。

「あまりに遅かったので様子を見に来たら、湯船の中で眠っていらしたのでびっくりしました」

そう言いながらドクツルタケのおでこに濡らした手拭いを乗せた。

「...ありがとう」

熱い。視界がぐらつく。
頭が痛くてしばらく動きたくなかった。

扇風機から出る冷たい風が心地いい。

しばらく熱を冷ましたあと、上半身だけ起こした。

シロが冷蔵庫から牛乳の取り出して、ドクツルタケに手渡した。

キンキンに冷えたそれはしばらく手に持っていると痛くなってくるくらい。

封を切って口に運ぶと、控えめな甘さが口いっぱいに広がった。

「ねぇ?」

「何でしょうか?」

持っていたドクツルタケの着替えをイスにおいてシロが返事をする。

「あの...運んでくれたことはありがたいんだけど、誰がやってくれたの?」

「園長様です」

ドクツルタケの手から危うく牛乳が落ちるところだった。

「ぇええ、え?マスター?マスターが俺を運んだの?」

「はい。兎の私では運べませんから。
この着替えの服は園長様が取り寄せた物です。
今はガーデンにてドクツルタケ様の本体が無事に植えられているか確認なさっております」

羞恥から全身がまた熱くなる。

確かに兎のシロに成人男性の体を持ったドクツルタケを運べるはずがなかった。

「ドクツルタケ様!?」

「ごめん...みっともないよ俺...」

彼は盛大にため息をついた。

「と、とりあえず服を着ましょう!そのままでは御体を冷やしてしまいます」

シロから渡された服は、下着と真っ白のパーカーとジャージだった。

どちらもダボダボである。

髪は軽くドライヤーで乾かすだけに留めて彼らは脱衣所を後にした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ガーデン』
そこには精霊たちの『本体』が設置される。

精霊は自分の『本体たる植物』と常に一心同体であり、精霊迎えにて呼ばれると同時に本体がこのガーデンに送られるのだ。

しかし、3人の本体が無くなっていた。
それは元から無かったかの様に。

Aはガーデンじゅうを探したがそれらは見つからなかった。

ドクツルタケを除いて。

そこで改めて理解しまった。3人の死を。

膝から崩れ落ちそうになった、その時

「主君!」

ドクツルタケではない誰かがAを呼ぶ声がした。

霊体だけど→←天使の望み



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しあ。(プロフ) - カエンタケ先輩ぽいの崖にあっ…(・ω・) (7月11日 14時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - すみません打ちミスです。でもありがとうございます!! (7月3日 21時) (レス) id: f4e2827c64 (このIDを非表示/違反報告)
ルヴァンネ(プロフ) - 返信が遅れてしまい申し訳御座いません。トリガブトとは恐らくトリカブトかと思われます。トリカブトならちゃんと出ていますよ! (7月1日 20時) (レス) id: d6627a81ed (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - 続き期待します!! (6月30日 19時) (レス) id: f4e2827c64 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - トリガブトっていう植物があるんですけど、登場しますか? (6月30日 18時) (レス) id: f4e2827c64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルヴァンネ | 作成日時:2018年6月13日 2時

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