ずっと支えてくれたのは (ページ4)

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2話ページ4

虎「この辺にいるって言われたよな。」

主「まあ、予測だから。特級だし、行動範囲が広いんだよ。

だいたいの特級は悟を避けたがるからね。」

虎「なんで五条先生だけ。Aも怖がられてもいいと思う

のにな。」

主「悟と比べたら弱いもん。」

虎「そうかな〜。でもさっ「ギュルルルルっ」

呪霊の鳴き声だ。この呪霊は喋れない。他の特級とちょっと

違うのは……

虎「なぁ、この呪霊…」

主「うん。姿を変えれるんだ。」

状況と環境、相手によって自分自身を変える。

パワー型になったり、攻撃型になったり、守備に適した形に

もなれる。

私とは相性が悪いかもしれない。

虎「やばくなったら戻っていいって五条先生言ってた。」

知ってる。

でも、私のプライドが許さない。

特級という立場だからあんま逃げたくない。

虎「ねぇ、お前相性あって無さすぎじゃない？」

主「うん。合わない。やばいな。」

合わないだけじゃない。

私ばかり負担になる戦い方だ。

体力の限界も近く、怪我も多い。両足使い物にならなくなっ

てきてる。

まぁ、今はどうでもいいんだけど。

虎「１回、俺に任せてよ。」

主「だめ。私も行く。」

虎「A、後ろ！」

後ろを振り向いた時はもう遅かった。

頭をガツンと殴られて、意識を手放した。