１７！！ ページ18
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私は夜中、誰もいないことを確認し、江戸の外れにある森の泉へ飛び込んだ。
そこは、私だけしか知らない、昔からの隠し通路である。
泉の底へ泳ぎ、岩をどかせば地下の宮殿にある小さな泉に繋がるのだ。
誰かが私についてきてもいいように念には念をと言うことで久しぶりに使う道である
宮殿の中に忍び込み、兵に見つからずに私は両親の部屋の中を確認する。
誰も兵士はいないようだ。今なら入っていける。
突然帰ってきた娘に二人わ慌てふためき、何かを隠そうとしているのがわかる。
いつもなら抱きついて歓迎するのに今日はしない
『父上、母上。信頼できる兵士はどれくらいですか』
父「っ！！！まさか・・・もう知っているのか」
『知っています』
母「どうして？まだ私たちは何も言っていないわ」
『私をなめないでください。
どうして教えてくれなかったのですか』
ばつが悪そうに顔を歪める父上と母上。
母「心配かけたくなかったからよ」
父「お前は・・・この騒ぎに関わりたくないのだと思った。
ごめんな、巻き込んでしまって。姫なんて肩書きを背負わしてしまって本当にすまない」
お祖母様が逃亡したことで、不安に思っているのは私だけではない。一番責任を感じているのは二人なんだ。
あんなに愉快な二人でも、重圧を感じないわけがない。
父上に・・・こんなことを言わせてしまう自分に腹がたつ
『＿＿＿いつからどうやってこんな状況になったのか、詳しく教えてください、父上母上』
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少し前から、兵の間で妙な分裂が起きていたのを察した父上は、信用できる兵を一人一人を呼び出し一体何が起きているのか聞き出したらしい。
そこで聞き出したのが裏切り者が多数いるということ。
もし何かが起こる場合、支援が必要だと考えた父上たちは将軍のところへ行って助けを求めていたらしい。
そしてついにお祖母様が逃走。
パニックにならないように、民はまだ知らされていないらしい。
だからまだ平和に暮らしている。
夜中だというのに、音楽を流し楽しそうにお酒を飲んでいる大人たちの声が父上と母上の部屋から聞こえる。
わがまま言ってられる状況じゃない、バカな私でもそれはわかっている。
『父上、母上、私の話を聞いてくださいますか』
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2023年2月2日 2時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - はじめまして！更新されるの待ってます(><) (2022年8月16日 8時) (レス) @page26 id: a5d39e3f52 (このIDを非表示/違反報告)
姫 - 続きたのしみにしています。頑張ってください。 (2022年4月15日 1時) (レス) @page26 id: 3e72938c35 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは⭐︎また更新されるのを楽しみに待ってます (2022年1月18日 13時) (レス) @page26 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんばんは⭐︎また更新されるのを楽しみにしてます♪ (2022年1月12日 17時) (レス) id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エレーナ | 作成日時：2018年9月18日 23時
