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25話 ページ26

ミスズside


ミスズ「…ねえ」

ナツメ「なあに?」

卵焼きを口に放り込んだナツメが言う。


ミスズ「…二人は、携帯電話が欲しい時両親に何と言ったの?」

ナツメ「ん〜と、友達と遊ぶ時に簡単に連絡出来るから!って言ったよ」

アヤメ「私は、空手のお稽古で帰る時間があやふやな時があるからって」

ナツメ「ミスズちゃん、携帯欲しいの?」

ミスズ「ええ、まあ、そんな感じ…」


そうよね、そんなところよね。


ミスズ「連絡したい時、私だけ携帯を持ってないと不便でしょう。だから買ってもらいたいと思ったの」


理由なんて何でもいいの。


私もトウマと連絡したい。


ナツメ「でもご両親厳しそうだよね」

アヤメ「それに、必要な時は手紙かいきなり現れるか直接脳内に話しかけるかしてますしね」

ミスズ「そうなの。そこなのよ…」


頭を抱える。


───────────
───



ミスズ「お父様お母様、ちょっといいかしら?」


犬神「ん?どうしたんだい?」

桜「お願い事でもあるの?」

ミスズ「流石お母様、鋭いわ。




…実は、携帯が欲しいの」


犬神「携帯?どうしてだい?」

ミスズ「人間の皆が持っていて、私だけ持ってないと何かと不便なの」

桜「霊的方法があるじゃない」

ミスズ「それはそうだけど!心の中に話しかけるのもプライバシーの問題があるんじゃないかしら?」

犬神「まあ確かに。僕ら妖怪は慣れてるけど人間はそうもいかないか」

桜「ふむ…まあ、確かに良い機会だわ。今度買いに行きましょう」

ミスズ「!ありがとうお母様お父様!」


少し拍子抜けしたのは黙っておこう。


ルンルン気分で部屋を出た。

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ayanyanm(プロフ) - エンマさん» 教えて下さり、ありがとうございます!訂正致します! (2018年10月23日 23時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - 読書が、読者になってますよ!! (2018年10月23日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 月兎さん» コメントありがとうございます!主人公の正体を近々明かすつもりなので、どうか楽しみにしていて下されば嬉しいです!! (2018年10月6日 22時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - すっごく面白いです。主人公さんが気になります。更新頑張ってくださいね。 (2018年10月6日 22時) (レス) id: 77e594bc29 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 大福さん» ありがとうございます!そんな事を言って頂けるなんて…!!光栄です!これからも頑張ります! (2018年9月9日 10時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無彩色乙女 | 作成日時:2018年9月8日 23時

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