23話 ページ24
ミスズside
ミスズ「(ふうん。恋ってそんな些細な事で落ちるものなの。
…それにしても、当たり前だった事を異性に突然褒められて、相手を気にかけてしまうなんて、)」
、
、
私みたい。
心の中で呟いた途端、爆発するみたいに顔が赤くなる。体が熱くなる。
ミスズ「(え!?ちょっと待って、嘘でしょう!!??
私がトウマに恋!?!?)」
ああでもそれなら全てが腑に落ちる。
何故トウマばかり気になるのか。何故トウマにばかり敏感に反応するのか。
親しい友人達に囲まれて、その中に自分が特別な感情を抱いている人がいるなら、当然その人にばかり意識が向く。
しばらく呆けていたと思う。
ナツメ「ごめん遅くなった〜!!」
ミスズ「っ!」
アヤメ「自動販売機、暑さのせいか異常に混んでて…!!」
ミスズ「い、いいのよ!走って来たら尚更暑いでしょ?
…あ、あら。私の分まで買って来てくれたの?ありがとう!」
アヤメ「はいっ!」
ミスズ「冷たくて気持ちいいわ!」
サイダーの缶を首に当てる。思考回路まで冷えていくよう。
ナツメ「…やっぱり暑かったよね?ミスズちゃん顔真っ赤だ!」
ミスズ「!!いいえ!大丈夫よ!
じゃあ、あそこのコンビニ行きましょう?気になる商品があるの!」
アヤメ「はい!
…でも大丈夫ですか?本当に顔真っ赤ですよ?」
ミスズ「へ、平気よ平気!」
苦し紛れをし過ぎて、ポッキーを買って解散した。
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayanyanm(プロフ) - エンマさん» 教えて下さり、ありがとうございます!訂正致します! (2018年10月23日 23時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - 読書が、読者になってますよ!! (2018年10月23日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 月兎さん» コメントありがとうございます!主人公の正体を近々明かすつもりなので、どうか楽しみにしていて下されば嬉しいです!! (2018年10月6日 22時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - すっごく面白いです。主人公さんが気になります。更新頑張ってくださいね。 (2018年10月6日 22時) (レス) id: 77e594bc29 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 大福さん» ありがとうございます!そんな事を言って頂けるなんて…!!光栄です!これからも頑張ります! (2018年9月9日 10時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:無彩色乙女 | 作成日時:2018年9月8日 23時