21話 ページ22
ミスズside
ミスズ「…というのが今回の発端よ」
ショッピングモールのフードコートに3人でくつろぐ。
ナツメ「へえ〜、やっぱり良いお家柄なんだぁ」
アヤメ「ミスズ様のご両親…!一体、どれ程美しい方々なんだろう…!」
見飽きたリアクションに苦笑して、パフェに乗っているアイスを一口すくって食べた。
「おい、あの黒髪の子美しすぎ…?」
「え、CG?」
「なあ、お前行ってみろって!」
「無理無理!ぜってー相手にされないって!」
「わ、キレー…あの黒髪の女の子、どこかのお嬢様なのかな…」
ミスズ「…」
不愉快だ。
ミスズ「さっき通った小物屋さん、見に行きたいわ」
ナツメ「うんうん!行こう!」
アヤメ「さあさあ、パフェ食べちゃいましょう!」
二人とも自分達のケーキを食べたばかりだというのに、私のパフェを一緒に食べてくれた。
こんなに若いのに、気配りがここまで出来るものなのね…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミスズ「わあ、このシュシュ可愛い!」
紺色の生地に、金色の星形のラメがたくさん付いている。
ナツメ「ほんとだ!センスいい〜」
アヤメ「500円の安物でも、貴女が身に付ける事によりその価値は何万倍にも跳ね上がる…っ!!」
ミスズ「大袈裟だわ。
…あ、このリボンとカチューシャ、二人に似合いそう」
オレンジの細いシンプルなリボン。
ピンクの上品なカチューシャ。
リボンが使われているけど、デザインがシンプルで嫌味にならない可愛さ。
ナツメ「わ〜可愛い!ありがとミスズ!」
アヤメ「こんなに可愛い物を選んでもらえるだなんて…幸せですっ!!」
ミスズ「ふふっ…そんなに喜んでもらえるなんて嬉しい!」
少女達の弾けるような笑い声が小さく響く。
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ayanyanm(プロフ) - エンマさん» 教えて下さり、ありがとうございます!訂正致します! (2018年10月23日 23時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - 読書が、読者になってますよ!! (2018年10月23日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 月兎さん» コメントありがとうございます!主人公の正体を近々明かすつもりなので、どうか楽しみにしていて下されば嬉しいです!! (2018年10月6日 22時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - すっごく面白いです。主人公さんが気になります。更新頑張ってくださいね。 (2018年10月6日 22時) (レス) id: 77e594bc29 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 大福さん» ありがとうございます!そんな事を言って頂けるなんて…!!光栄です!これからも頑張ります! (2018年9月9日 10時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無彩色乙女 | 作成日時:2018年9月8日 23時