19話 ページ20
ミスズside
ミスズ「ごきげんよう。ふう〜、スッキリだわ」
アキノリの部屋に入るなり、変化を解いて、宙にふよふよ浮いた。
ナツメ「やっぱり、本当の姿の方が楽なの?」
ミスズ「そうね。人間の姿に化けると当然この耳が無いでしょう?」
頭の上のもふもふした耳を触りながら言う。
ミスズ「ああいうのって、無理矢理押さえ込んでる感じだから落ち着かないのよね」
トウマ「やあ。もう皆来てたんだね」
ミスズ「ああ、トウマ…あ、れ?」
私、何で尻尾を振って…?
トウマ「わあ凄い。その尻尾って全部動くんだね」
ミスズ「あっ…さ、触らないでっ!」
咄嗟に、伸ばされた手を払った。
ミスズ「ご、ごめんなさい…。だけど、これ、弱点みたいな物でもあるから…」
トウマ「い、いや僕の方こそごめん」
ズキッと胸が痛むのを感じた。
何故?不可抗力とはいえ、暴力をふるったのは私よ?
トウマ「そんな落ち込まないでよ、君は悪くないじゃんか…」
ミスズ「え?私、今そんな顔してた?」
ナツメ「してたしてた」
ああ、何だかトウマには振り回されっぱなしだわ。
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ayanyanm(プロフ) - エンマさん» 教えて下さり、ありがとうございます!訂正致します! (2018年10月23日 23時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - 読書が、読者になってますよ!! (2018年10月23日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 月兎さん» コメントありがとうございます!主人公の正体を近々明かすつもりなので、どうか楽しみにしていて下されば嬉しいです!! (2018年10月6日 22時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - すっごく面白いです。主人公さんが気になります。更新頑張ってくださいね。 (2018年10月6日 22時) (レス) id: 77e594bc29 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 大福さん» ありがとうございます!そんな事を言って頂けるなんて…!!光栄です!これからも頑張ります! (2018年9月9日 10時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無彩色乙女 | 作成日時:2018年9月8日 23時