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18話 ページ19

トウマside


さっき、何となく罪悪感を感じた。

何故なら、彼女が寝ているのを起こさずに、その寝顔に見とれていたからだ。

真面目なミスズが居眠りを大罪だと思ってることを知ってるのに、僕は起こさなかったんだ。




長い睫毛が、白い頬に濃い影を落としていた。
丁度入ってきた日の光が彼女の肌を、髪を、輪郭を照らした姿はまさに天女様そのもので。


それがあんまり綺麗だったから、起こすなんて出来なかった。



それに、何故だか胸が苦しくなったんだ。

別に悲しい事もないし、居眠りしたから幻滅した。とかでもない。


幸せな気持ちと、締め付けられるように苦しい気持ちとが混ざったこの感情の名前を知らない僕は、一人平静を装って戸惑った。



隣で、未だ落ち込んでるミスズ。チラリと僕を見て、言った。




ミスズ「…あーあ、恥ずかしいところ見られちゃった…」

少し赤い顔に苦笑いを浮かべている姿があまりにも、














…可愛い。


すぐに前を向いたミスズには、僕の茹でダコみたいな顔を見られずに済んで、心底ホッとした。



何だこれ、何なんだ。


彼女には、絶世の美少女ミスズには振り回されっぱなしだ。本人は知らないだろうけど。



右手で顔を覆って、もとの顔色に戻るのをひたすらに待った。



















その日、僕は初めて女の子の写真を買った。

ごめんなさい。懺悔します。

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ayanyanm(プロフ) - エンマさん» 教えて下さり、ありがとうございます!訂正致します! (2018年10月23日 23時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
エンマ - 読書が、読者になってますよ!! (2018年10月23日 23時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 月兎さん» コメントありがとうございます!主人公の正体を近々明かすつもりなので、どうか楽しみにしていて下されば嬉しいです!! (2018年10月6日 22時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - すっごく面白いです。主人公さんが気になります。更新頑張ってくださいね。 (2018年10月6日 22時) (レス) id: 77e594bc29 (このIDを非表示/違反報告)
ayanyanm(プロフ) - 大福さん» ありがとうございます!そんな事を言って頂けるなんて…!!光栄です!これからも頑張ります! (2018年9月9日 10時) (レス) id: c2c48d4c6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無彩色乙女 | 作成日時:2018年9月8日 23時

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