46話 ページ48
冷月side
ライブラレディーズとにっこりとした笑みを張り付けた副官と心優しき兄に囲まれ、顔色が青を通り越しどす黒くなっているクズ。
冷月「あ、あの、ツェッドさん!」
ツェッド「…………。
ああ、何ですか?」
どこか虚ろな返事。
髪を握りしめる。
冷月「あのっ本当に、本ッッッ当に!!何もありませんから!!」
うそ。
貴方がどれだけカッコいいのか、たくさん話しました。
初恋で、どうすればいいのか戸惑っていると、たくさん相談したんです。
ツェッド「そう、でしたか…。すみません、あんな兄弟子で…。
長い時間拉致されて、大変だったでしょう」
冷月「いいえ!アイツののろけ話をエンドレスで聞かされていただけでしたし…。
、
、
…それに、少し、楽しかった」
日本にいたころでは考えられなかった。
同世代の女子と、ガールズトーク。
ツェッド「…なかなか、貴女もタフですね」
冷月「ええ…?」
あ、今、ツェッドさん、困ったように、だけど、なんか…
、
、
笑った。
ああ、私、好きだなあ。
胸がむず痒い。暖かい。
いつか、貴方に、こんなふうに想ってもらいたい。
頑張らなくちゃ、だな。
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黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2018年1月30日 23時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - 面白いですね 私はこんな話をかけないので尊敬します これからも更新頑張ってください (2018年1月1日 12時) (レス) id: 18e025dcd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無彩色乙女 | 作成日時:2017年9月8日 22時