34話 ページ36
冷月side
さっき、私、ツェッドさんに…。
、
、
抱きしめられそうに…。
冷月「ぅわあぁ…」
しゃがみこんでしまう。顔が熱い…。
ターゲットに手を引っ張られた時は、嫌悪しか感じなかったのに。
ツェッドさんに抱きしめられそうになった時は、嬉しかった。
やっぱり、ツェッドさんの事、
、
冷月「…好き、なのか…?」
言葉にしても、まだ実感が無い。ふわふわした感じだな。
でも、あたたかい。
冷月「…そろそろ行くか」
あまり待たせるわけにもいかねえし…。
冷月「ツェッドさん、お待たせしま…キャアッ!?」
突然、腕を掴まれた?しかも、相手は
、
、
ノア「やあ、美しいシニョリータ?」
ターゲット!
冷月「何すんだ!!ツェッドさんはどこだ!!
…や、やめろ、どこに連れていく気だ…!?離せ…!!」
ノア「彼はちょっと邪魔でね。眠ってもらったよ」
冷月「ふざけ…ムグッ!」
口を塞がれた。声を出せない。
冷月「ムーッ、ムーッ!!」
何だ、何なんだよコイツは…?
…怖い。
────────
───
ノア「素敵な部屋だろう?特にベッドなんか、まるでプリンセスが使うもののようだ」
冷月「両手両足拘束しておいてそれか…。…何が目的だ」
ノア「おっと、怖い怖い。そんなに睨まないでおくれ?」
おどけたように両手を挙げる。
気持ち悪ぃ…。
ノア「君はここで、僕と愛し合うのさ」
冷月「…は?何言ってんだお前」
ノア「…?…ああ、君はまだ幼いレディだから知らないのか。
、
、
君と僕は、体を使って愛し合うんだよ」
…は、何だそれ。
冷月「何だよそれ…えっ、な、にしてんだ…!?」
背中のファスナーを触られた。
ジィー、と、嫌な音がする…。
あ、お腹がスースーする。
まさか。
、
、
、
冷月「イヤァアアアァァアアアアァッ!!やめろ、見るなあっ!!」
ブラ、見られてる!!お腹まで!!
ノア「ふふ…可愛いよ…ああ…初物だ…」
初物って何だ!?
わからないわからないわからないわからないわからないわからない!!
冷月「見るな、来るなあ…!!」
今から何をされるんだ!?
知らないわからない想像出来ない!!
涙で何も見えない、嫌だ、怖い!!
冷月「助けてツェッドさあァああぁあああァぁあん!!」
ドアが開く音がした。
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黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2018年1月30日 23時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - 面白いですね 私はこんな話をかけないので尊敬します これからも更新頑張ってください (2018年1月1日 12時) (レス) id: 18e025dcd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無彩色乙女 | 作成日時:2017年9月8日 22時