30話 ページ32
冷月side
避けられてる。
明らかに、ツェッドさんに避けられてる。
私、何かしたのか…？でも、怒らせるほどの事をした記憶は無いし…。
カフェで１人、頭を抱えた。
ツェッドさんに避けられてる。それが、こんなにも悲しい。涙が出そうだ。
K、K「あら、冷月っちじゃない！相席していいかしら？」
チェイン「珍しいね、１人なんて」
冷月「K、Kさん…チェインさん…
、
、
ぅう…」
涙が滲んできた。
K、K「えっ！？ちょっと、どうしたのよ！」
冷月「実は…」
───────
──
チェイン「それで落ち込んでたの」
冷月「はい…すみません、急に…」
K、K「いいわよ、吐き出しちゃいなさい」
優しいな…。また泣きそうだ。
冷月「ツェッドさん、私が無鉄砲に動く事に腹を立てたんだと思います。何回も気を付けろと言われていたにも関わらず、前線に出るから…」
K、K「違うわよ、きっとお年頃なのよ〜」
お年頃…？思春期みたいなものか？
、
、
チェイン「冷月ってさ、ツェッドの事、好きでしょ」
冷月「…え？好き、とは…」
K、K「冷月っち、ツェッドっちと一緒にいると、嬉しい？一緒にいない時は、切なかったり、さみしい？」
冷月「…はい」
チェイン「ツェッドに助けられた時、ドキドキする？胸が苦しくなる？」
冷月「…はい。すごく、ドキドキします。苦しくなります。でも、甘い傷み…みたいな…」
K、K「それを、他の誰かにも感じる？」
冷月「いいえ」
チェイン「ほら、貴女は、ツェッドに恋してるんだよ」
私が、ツェッドさんに、恋を…？
…でも。
、
、
冷月「私は、本当に“恋”をしているんでしょうか…？」
K&チェ「え？」
冷月「だって…私、父と兄以外の男性を知りません。恋だって、したことなかったんです。
ですので、これが本当に“恋”なのか分からないんです」
自信が無い。本当に、“恋”なのか。
甘くて苦い、ふわふわしたこれが何なのか、分からない。
K、K「大丈夫よ、冷月っち。ゆっくり考えてみなさい？」
チェイン「…頑張って」
冷月「K、Kさん…チェインさん…。ありがとうございます…」
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黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2018年1月30日 23時) (
レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - 面白いですね 私はこんな話をかけないので尊敬します これからも更新頑張ってください (2018年1月1日 12時) (レス) id: 18e025dcd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無彩色乙女 | 作成日時：2017年9月8日 22時
