17話 ページ19
冷月side
冷月「ただいま帰りました」
スティ「お、お帰り。早かったな?」
冷月「はい。帰る途中に1人の男性と数十人の女性達が修羅場ってましたから。なるべく早く通り過ぎたくて」
K、K「ちょっと、その話気になるわね!?」
冷月「凄かったですよ。女性達は武器を持ってましたし…」
レオ「あっ冷月さん!聞いてくださいよ〜!
ニューイヤーパーチーの会場、ゲット出来たんスよ〜!」
冷月「わあ…スゴいですね!!そこ、凄い人気なんでしょう?」
レオ「そうっスよ〜。日毎に変わる13種類の幻術アクセスと完全隔離移動空間で秘密のどんちゃん騒ぎにうってつけ!マジ奇跡っスよ〜!!正式にツェッドさんと冷月さんの紹介も出来ますよ!」
チェイン「せっかくなんだし、可愛い服着て行ったら?」
1週間前の悪夢が蘇ってきた。
冷月「…ぜ、善処します。
私、ツェッドさんの部屋に行きますね」
途端にニヤニヤする女性メンバーズ。
何でか恥ずかしいな。何でだ。ツェッドさんに会いに行くだけなのに。
顔が熱くなってきたぞ?何でだ?
モヤモヤしたまま、ツェッドさんの部屋に行った。
───────
──
ノックをしてから、ツェッドさんの部屋に入った。
冷月「失礼しますね、ツェッドさん」
ツェッド「ああ、冷月さん。どうしました?」
冷月「…えっと…すみません、何となく来たっていうか…」
どうする、気まずいぞ。
冷月「あー…っと…そ、そうだ、さっき新しくオープンしたドーナツショップに行ってみたんです。
一緒に食べましょう?」
ツェッド「いいんですか?」
冷月「勿論。…あ、ザップさんには内緒ですよ?
あの人、絶対たかりに来ます」
ツェッド「確かに」
ツェッドさんが下りて来るのをやけにワクワクしながら待つ。
ツェッド「お待たせしました。
あ、ありがとうございます」
冷月「いえ。チョコで良かったでしょうか?」
悪夢が再び蘇ってきた。
ツェッド「大丈夫ですよ。いただきます」
冷月「いただきます」
ふわふわの生地は幸せになるくらいの優しい甘さで、中にはフルーツが入っている。
フルーツの酸味とチョコの甘さが絶妙だ。
冷月「ん〜…!美味しいですね」
ツェッド「そうですね」
ツェッドさんが私を見つめていたなんて、私は知らなかった。
74人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2018年1月30日 23時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - 面白いですね 私はこんな話をかけないので尊敬します これからも更新頑張ってください (2018年1月1日 12時) (レス) id: 18e025dcd1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:無彩色乙女 | 作成日時:2017年9月8日 22時