39 Alice ページ39
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ﾎﾞｱ「アヤ、打ち上げは？」
「すみません。欠席します。」
ﾎﾞｱ「東方神起もSHINeeもほかのアイドルも…アヤが来るの、楽しみにしてるよ？」
「…すみません。」
楽しかったコンサートは無事終わった。
大先輩からの誘いを断るなんてかなり失礼なことをしているのは分かってる。けど、私は今日用事がある。
どうしても外せない、大事な用事が。
「Luceの他のメンバーは行くと思います。」
ﾎﾞｱ「…そう。じゃあお疲れ様。」
「ありがとうございます。お疲れ様でした。」
私服に着替えてキャップを被り、マスクをつける。
そのままタクシー乗り込んで、目的地へと向かった。
コンコン─
とある綺麗なホテルの一室。そのドア叩けば、すぐにその人は顔を覗かせた。
TH「お疲れ様。」
「ありがとうございます。」
TH「入りなよ。」
「はい。」
部屋に通してもらうと、大きな窓からは東京の綺麗な夜景を一望できる。
TH「ここ、座って。」
「…？」
ソファーに座るように促されて素直にそれに従うと、彼──テヒョンオッパは私の靴と靴下を脱がした。
「オッパ、何して…」
TH「…やっぱりね。」
腫れた足首を見て、オッパはため息を吐いた。
ちょん、と触られて、痛い？と上目遣いで優しく聞かれたその瞬間。
私の中の張り詰めていた何かがプツンと音を立てて切れた。
ボロボロと溢れ出す涙を、テヒョンオッパは優しく拭う。
「オッパっ…痛いっ…」
TH「なんで誰にも言わないの。」
「みんな…忙しそうだから…っ、」
TH「またそうやって我慢するんだね。」
立ち上がったオッパは救急箱らしきものをもってきて、綺麗な手でゆっくりと手当してくれる。
優しいその手つきに再び泣きそうになる。
TH「メンバーにされたんでしょ。あの人、絶対わざとポジションずらしてたじゃん。」
「…よく、見てますね。」
TH「見てるよ。アヤのことはちゃんと。」
「っ、」
TH「いくら何でも、怪我させるのは違うと思うけど。」
「…けど、」
TH「どうせ言わないんでしょ。」
「…うん。」
知ってる、とオッパが悲しそうに笑った。
TH「…ヒョン達も、気付いてくれなかった？」
「…近寄らなかったから。気付かれたくなくて。」
TH「これ下手したら疲労骨折とか繋がるよ？
アヤ、自分の身体は大切にして。」
「優しいね、オッパ。」
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あやテテ(プロフ) - すあさん» お返事が遅くなり申し訳ございません。嬉しいお言葉ありがとうございます😭長く読んでいただけること、大変嬉しく思います！またいつでも物語の世界に足を運んでください。コメントありがとうございました。 (8月9日 19時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
すあ - 久しぶりにこの作品に戻ってきました。私が占ツク内で一番好きな作品です。何回読んでも涙涙、、、最高です😭👏🏻✨ (7月25日 19時) (レス) @page1 id: dd9a60ddca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年10月10日 23時
