28 BH ページ28
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『なるほど。恐らくそれが原因ですね。
にしても全身も強打しているようですし、かなり高いところから落ちたんですね。気を付けてください。』
アヤ「はい。もう行っても良いですか？練習が始まるので…。」
『はい、大丈夫でしょう。
ただし、今日はダンスはしないようにしてくださいね。
安静に。それが約束です。』
アヤ「はい！分かりました。」
『みなさんも直ぐに連れてきてくださってありがとうございます。脳震盪って重なると脳が損傷を受けて大変なことになるので…。』
曖昧に挨拶をして医務室を出る。
アヤ「じゃあ、私はこれで！練習の邪魔してすみませんでした。
助けていただいてありがとうございます！
失礼します。」
ぺこりと頭を下げて俺たちから離れようとするアヤをメンバーが皆、同じような表情をして見つめる。
「アヤ…。」
アヤ「何でしょう？」
穏やかな表情で俺を見つめる君を見たらなんでか泣きそうになっちゃって。
JI「どこの階段で何段目くらいから落ちたの？」
アヤ「え…？」
JI「階段から転落したって言ってたじゃん。
てかエレベーターあるのに階段使ったんだ。」
アヤ「…人が多くて！譲り合いの精神ですよ〜。」
MS「アヤ。」
ミンソギヒョンが名前を呼ぶと、アヤの表情は固まる。
嘘だと気付かれている、それを悟ったのだろう。
「何があったの。助けた俺達には知る権利がある。」
こんな言い方自分勝手で良くないと思う。
でも、アヤはここまで言わないと絶対事実を言ってくれない。
じっと見つめる俺たちに観念したのか。
アヤはヘラりと笑って言った。
アヤ「ダンスで失敗しちゃって。」
その一言で、十分だった。
CY「またヌナ達が怪我させたの…？」
アヤ「私が鈍臭いからバランスを崩しただけです。」
「こんなことになったのに、アヤ1人のどんくささ？」
アヤ「…。」
アヤのグループが男性アイドルがたまにやるようなちょっと危険なダンスをすることが多いのは知ってる。
センターを務めるアヤがその時は一番危険なパートを担当することも知ってる。
でも、そういうのってさ。
普通メンバー全員がちゃんと注意してやるもんじゃん。
怪我したら、それが誰か1人の責任になるなんて、そういうもんじゃない。
「アヤ、」
俺が口を開いたその時、彼女の社用携帯が鳴った。
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あやテテ(プロフ) - すあさん» お返事が遅くなり申し訳ございません。嬉しいお言葉ありがとうございます😭長く読んでいただけること、大変嬉しく思います！またいつでも物語の世界に足を運んでください。コメントありがとうございました。 (8月9日 19時) (
レス) id: 04319824fe (このIDを非表示/違反報告)
すあ - 久しぶりにこの作品に戻ってきました。私が占ツク内で一番好きな作品です。何回読んでも涙涙、、、最高です😭👏🏻✨ (7月25日 19時) (レス) @page1 id: dd9a60ddca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ayatae00/
作成日時：2021年10月10日 23時
