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20〜自傷〜⚠観覧注意 ページ33

杉浦さんも後を追って駆け出す
しかし途中で見失ってしまい一旦部屋に帰ってみる
二人で部屋に行くと部屋には鍵が掛かっていた

中からこう音が聞こえる

シューーー
ザクザク
シューーー
ザクザク

杉「自傷行為か………(精神がマズそうだな……)」

杉浦さんが即座にその音の正体に気づく
自傷行為って確かに今ままで来た人達の中でも初めてだ
早く止めておかないと太一の命が危ない気がする

杉「太一開けろ。頼む。辛いのは分かる」

杉浦さんがドアの前で必死に呼びかけている
あっ鍵って管理室にあった気がする

「……管理室に鍵があるよね……………ちょっと取りに行ってくる………」
杉「分かった任せた」

僕は管理室に向かう


杉浦視点

「太一開けろ。頼む。辛いのは分かる」

俺は必死に呼びかけるが開く気配は一向に無い

 太一の命が危ない

俺はそれだけを考えていた

平「……管理室に鍵があるよね…………ちょっと取りに行ってくる………」
「分かった任せた」

俺がそう言うと璃人は管理室に向かう
焦っていたのだろう
そんな当たり前のことも思いつかないのか……
落ち着いている璃人はやっぱり凄いな

「太一。頼むから開けてくれ。俺達のことを信じてくれ。」

俺はそう呼びかけ続ける

太「うるさいっす………ひっ人を信じるなんて誰ができるんっすか?もう出来ないっすよ。信じてもあんなにっ……あんなにっ………裏切られていて信じろっすか?なにが「辛いのは分かる」っすか?どっどうせ僕の辛さを知ってないっすのに、……知っているように言って。開けるわけ無いっすからね。どうせっ開けたら殴られるだけっすから。本当に僕の力になりたいんならぼっ僕の邪魔をしないでくださいっす。どうせ僕のことを気にしても無駄っすから、ほっといてほしいっす。」

太一がそう言うと俺は床に崩れ落ちる
やっぱり無理なのか
予想しているよりも太一の心の闇は深くて黒いものだった

平「…………大丈夫?太一はきっと大丈夫だから」

そこに璃人が戻ってくる
そして鍵を使ってドアを開ける
部屋に俺達は入る

部屋の中は赤色で染まっていた
太一は血まみれのカッターを持っている
体からは血が出ている
そして怯えたように部屋の隅にしゃがみ込んでいる

平「………………太一。殴らないから」
太「どっどうせ嘘っす。みんなっそう言ってっ殴ってっきたっす………」
「殴る気は本当に無い」
太「……うっ嘘っす。信じっれないっす………」

21〜行為〜⚠観覧注意→←19〜精神〜



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駄作者ことあや(プロフ) - あとハート200超えもありがとうございます! (4月3日 21時) (レス) id: 6622b2e03e (このIDを非表示/違反報告)
駄作者ことあや(プロフ) - 2000hitありがとうございます! (4月2日 15時) (レス) id: 6622b2e03e (このIDを非表示/違反報告)
駄作者ことあや(プロフ) - Riさん» コメントありがとうございます!そんな上手くないですよ……更新頑張ります (4月2日 11時) (レス) id: 6622b2e03e (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - もうなんかすごいです!めっちゃうまい!もうめっちゃキュンって感じです‼︎ (4月1日 21時) (レス) @page45 id: 04801e3553 (このIDを非表示/違反報告)
駄作者ことあや - 鈴草風音さん» 全然大丈夫です!確かに冗談言わなそうなキャラが乗っかってる……… (4月1日 13時) (レス) id: 3f055e2e94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:駄作者ことあや | 作者ホームページ:Not.  
作成日時:2023年11月8日 20時

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