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ハロウィンナイト【マジカメモンスターside】 ページ4

「待てー!」

「クソッ、どこに……?あっちだ!」

大柄の男達が駆けて行く。

男性A「イェーイ!お宝ゲット!」

女性B「早く写真撮ろう!見つかんなくてラッキー!」

男性A「おけおけ!」

海賊船をバックにスマホを準備する。

男性A「ハイ、チーズ!」

サァ……

さっきまで持っていたお宝は一瞬にして砂になった。

女性B「え、ちょっと〜壊さないでよ」

男性A「俺じゃねーっ!まぁいい。もう一回……」

女性B「あ、このネックレスちょーオシャレ!」

サァ……

触ったものが次々と砂に変わって行く。

男性A「な、何で……!?触れた物がどんどん砂になって行く!?てかお前、いつまでポーズ取ってんだよ」

見ると女性Bはカメラを傾けてポーズを取っていた。

女性B「……ない……」

男性A「は?」

女性B「動けないの!」

男性A「何言って……うわっ!?オ、オレも……」

男性Aと女性Bの身体は動かない。

喋ることも出来なくなってしまった。

そこへ、さっきの男達が戻って来る。

海賊船の呪いの話をしながら。

2人の顔が青ざめて行く。

男達は自分達に気付かずに行ってしまった。

2人は動かない口を必死で動かそうともがく。

「「助けてーーー!!!」」

男性A「ハッ、喋れた!」

女性B「早く逃げよう!」

2人は出口に向けて駆け出す。

ズルッ ズルッ

それを追いかける足音が……。

???「卑しい……盗人めぇ……!」

『俺達がどんな思いで宝を集めたと思ってるんだ……』

???「俺達は宝を得るために命をかけたんだよ……!」

前後から近づく足音と声。

2人は抱き合いながらその姿が現れるのを待つしかなかった。

足が震えて動けない。

ズルッ!ズルッ!

遂にその声は目の前まで迫っていた。

???「俺達の宝を奪う覚悟は出来てんだろうなぁ!」

『その命と引き換えだぁ!宝を……返せぇ!』

「『ガオーッ!』」

「「うわぁぁぁぁぁ!?」」

突如現れた2人の海賊。

2人は思わず叫び声を上げた。

しかし、それだけで終わりじゃなかった。

2人の海賊はどんどん姿を変えてこちらに近付いて来る。

男性A「ヒッ、ド、ドラゴン!?」

女性B「ば、化け物!?」

「「うわぁぁぁぁぁ!?」」

2人はそれぞれ逃げ出した。

恐ろしい物はまだ追ってくる。

男性A「許してくれー!」

女性B「ごめんなさーい!」

2人の叫び声は虚しく夜空に吸い込まれた。

モンスターハント→←狩りの用意



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ロア - 最新待ってまーす (5月12日 18時) (レス) @page8 id: 4dffd0e6b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜叶緒夜鳴 | 作成日時:2023年4月8日 22時

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