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第29話 ページ32

『え?俺は特別1級呪術師だけど?』

俺は五条先生を見る。

五条先生はニッコリと笑って俺を指差した。

五条「元々1級だったけど、最近頑張ってるでしょ?特級と闘うのも慣れてるだろうし、そろそろ良いかな〜って僕が学園長に推薦をお願いしたんだよ。んで、見事!特級に昇級です!」

え、自分が知らない間に特級になってるとかアリ?

でもまあ、昇級なら良いか。

給料増えるし……

『え、俺の給料ってどうなってる?学生になったから振込無し?』

五条「流石に学生の間はねー」

それはちょっと残念。

伏黒「と言うかAは元々特別1級呪術師だったのか?」

『そうだよ』

釘崎「あの時言ってた等級も実力も私達より上って本当だったのね……」

『ま、そうなるね』

特級は他の呪術師とは桁違いの実力を持つことを意味する。

いい例が五条先生。

この人は自他ともに認める最強だ。

1級呪術師とは格が違う。

つまり、特級に認められることはとても凄いことなのだ。

『ま、でも仕事はあんまり変わらないでしょ?』

五条「まあAの場合は元々フリーだったからね。これからも頑張れってことで」

『なるほど。ま、楽しそうだし良いや』

真希「……化け物かよ」

真希さんの言葉は無視。

否定しても変わらないでしょ。

パンダ「なぁ、そろそろ作戦について話したほうが良いんじゃないか?」

狗巻「しゃけ」

真希「だな。そもそもお前ら2人が来ること知らなかったから……」

『あー、作戦とかよくわかんないけど、つまんなそうだから俺はパス』

俺は手を挙げた。

真希「はぁ?協調性無しか?」

パンダ「だったら作戦は無しか?」

狗巻「おかか」

伏黒「コイツは元からこう言う奴です」

どう言う奴だよ。

でも突っ込んでくれるってことは仲良くなれてるってことかな?

真希「そう言うわけには行かないだろ。……最悪、この2人がいなくても作戦は決行出来る。その場合……東堂の相手をどっちがするかだけ決めろ」

『東堂……?あ、アイツか。虎杖、パス』

虎杖「?おう!任せてくれ!」

虎杖がサムズアップをする。

パンダ「そこはAじゃないのか?」

狗巻「高菜、ツナ、ツナ!」

おっと、狗巻どうした?

なんて言ったんだ?

真希「パワーバランス的にAが良いってよ」

『面倒だなぁ……伏黒』

伏黒「ん?」

『もし呪力無しで交流会したら誰が勝つと思う?』

伏黒「……それなら、虎杖が勝つ。確実に」

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作者名:亜叶緒夜鳴 | 作成日時:2024年3月16日 22時

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