第28話 ページ31
やってきました、交流会当日!
俺は案の定寝坊した!
てか何時にどこ集合とか聞いてないよ!
俺は急いで身支度をしてポシェットにいつもの道具が入ってるか確認する。
『よし!呪血・逐電』
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『……遅刻しましたー!』
伏黒・釘崎「!?」
???「「「「「!?」」」」」
虎杖「あ、A!」
五条「ちょっとまた?いつもやめてねって言ってるでしょー」
『集合場所くらい教えてくれても良かったんですよ』
五条「誰が教えなかったの!」
『五条先生』
俺と五条先生の間で繰り広げられる茶番。
京都校の奴らは皆面倒臭そうに俺達を見ていた。
何なら東京校の2年生もだ。
『Aです。東京校の1年。よろしく』
一応挨拶だけはしておいた。
五条「これで全員揃ったね。じゃあ控室にご案内だ」
俺は東京校の皆と一緒に歩いて控室まで行った。
東京校の控室では早速虎杖が2年生達に質問攻めにされていた。
そして、伏黒と釘崎の嫌がらせでお葬式の写真の額縁みたいなものを持たされている。
可哀想に。
五条「あーA!これ新しい学生証ね」
『ありがと。でも何で先生に渡さなきゃいけなかったの?』
五条「んー?昇級だよ。昇級」
???「昇級って、ソイツは何者なんだよ」
メガネを掛けた女の人が俺を指差す。
そう言えば2年生の名前聞いてなかった。
1匹名前聞かなくてもわかりそうな奴はいるけど……
それを察してくれたのか、女の人が自分を指差した。
???「禪院真希だ。こっちはパンダ。あと狗巻棘」
パンダ「よろしくな」
狗巻「しゃけ」
真希「ちなみに棘は呪言師で……」
『語彙がおにぎりの具だけ?なんか難しい……』
狗巻「しゃけ。高菜、ツナマヨ」
『おーん……多分しゃけが肯定なのはわかった』
狗巻「しゃけ!」
おにぎりの具ってムズすぎ。
乙骨くんは普通に会話してたんだろうな……
恐るべし。
パンダ「初見で棘の言葉が何となくわかるなんて……やるな」
真希「それより、学生証見せろ」
『え?何で?』
真希「良いから見せろ!」
真希さんに怒鳴られて俺は仕方無く学生証を渡した。
パンダや狗巻くん、それから伏黒や釘崎、虎杖まで俺の学生証を覗き込む。
そんなに珍しいことかなぁ?
真希「……と、特級!?」
狗巻「明太子!?」
パンダ「マジかよ……」
伏黒「A、いつの間に……」
釘崎「嘘でしょ!?」
虎杖「特級って五条先生と同じくらい!?」
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作者名:亜叶緒夜鳴 | 作成日時:2024年3月16日 22時