どうか君に、 ページ22
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『……っ、』
「あぁ、泣かないで。ほら寒いんだから中に入って」
『……うぅ、信長くん〜!!』
「も〜、とりあえず中に入る！」
そう、彼とは信長くんのことでした。
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「……少しは落ち着いた?」
『うん…』
「家族には連絡したの?」
『とりあえずお兄ちゃんに』
「そう、ならいいや」
そう言いつつ、温かいココアを渡される。
信長くんも一緒に飲んでる、。
「……なに?」
『ん?』
「ずーっと、見てるから。言いたいことでもある?」
あまりにも、笑顔で、
それでいて優しいから依存してしまいそう。
『………今日だけ、許してくれる?』
「…内容によりけり。」
『…1回だけギューッてして、』
そういうと目を見開き、フハ、と息をつくように笑った。
「…Aがそんなこと言うなんて珍しい。いいよ。はい、おいで」
『……ごめんね、』
「なんで謝るの〜。なんも悪いことしてないのに」
信長くんは、優しい。
いきなり来てもちゃんと家に入れてくれたり、
なんかあったら気づける人。
優しい人だから、皆に好かれる。
「……珍しいこともあるもんだね。」
『今日だけだよ』
「…普段見れないAだしね。俺くらいかも」
『きっと、信長くんだけだよ。こーゆーとこ知ってるの』
「なにそれ、ある意味役得( 笑 )」
.
その後、Aは安心しきったのか、
腕の中でいつの間にか寝てしまっていた。
確か、Aはこの辺に…。
いつも鞄にスケジュール帳を入れてたはず、と思い勝手で申し訳ないけど、見させてもらう。
……今日は、仕事ない日か。
俺もちょうど休みだし、タイミングが良すぎ。
梶さんごめんね、迷惑かけちゃってるでしょ
信長いえいえ、大丈夫ですよ。今寝ちゃっているので、後から家に送りますね
梶さん本当に申し訳ない!また今度ご飯誘うね!
信長ありがとうございます!! お誘い待ってます。
梶さんも心配なんだろうなぁ、
一応家族なわけだし、妹だしね。
にしても、、起きないなこいつ。
まぁいいか、とりあえずは寝かしといてあげよう。
きっと、怖かっただろうし、
仕事で疲れてるかもしれないしね。
そう思い、ベッドに運び布団を被せる。
「…俺の布団だけど我慢してね〜」
寝てたら大人しいんだけど。
「……おやすみ、A」
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どうか君が、安心して過ごせる時が来るように。
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成海 絢乃(プロフ) - ヒーコさん» いえいえ!!貴重なご意見ありがとうございます！自分のペースでもいいかもしれませんね。ありがとうございます(TT) (2018年6月3日 13時) (
レス) id: 5cbe343c75 (このIDを非表示/違反報告)
ヒーコ(プロフ) - 自分のペースで書きたくなったら書いた方が納得出来る物が出来ると思うので書きたくなったら書いたら良いのではないかな？生意気言ってすみません (2018年6月2日 7時) (レス) id: 273b1200bc (このIDを非表示/違反報告)
成海 絢乃(プロフ) - 一松大好きさん» 了解致しました！！ (2016年10月27日 17時) (レス) id: 31b9b7100f (このIDを非表示/違反報告)
一松大好き - 成海 絢乃さん» 続編を作ったので、よかったら見に来てください！【声優】こんな私でもいいんですか？２ (2016年10月27日 15時) (レス) id: 947c26b20a (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 成海 絢乃さん» ありがとうございます！ (2016年10月26日 21時) (レス) id: 4d52058f41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：成海 | 作成日時：2016年10月23日 20時
