帰還 ページ8
.
久々に桜魔皇国に帰ってきてみた。
現世でVtuberなるものになってみたはいいものの、あの3人も一緒だし…。
お目付け役とか言われてるんだろうなぁなんて、
『…桜魔皇国は、相変わらずだな、』
魔もその辺にいそうだし、神様はまぁ中々降りてこないけど。
.
「…妃様!!」
『……あぁ、来ないでってば、』
突然金切り声で名前を呼ばれ、振り返るとそこには世話役を任されている役人がいた。
「現世に行ったとお聞きしておりましたが…いつ帰ってくるのかと肝を冷やしておりましたよ!?」
『…たまには帰ってくるって、。こっちでの仕事もあるし、それより声出さないで煩い』
「…っ、これは失礼致しました…!!」
頭を下げ、許しを乞う姿は何度も見てきた。あぁ全てが嫌になる。
そのまま何も触れず、踵を返し自室へと帰る。
鳥居を抜けて、そのまま蓮の花が咲いた湖を越えて、桜並木も越えて、辺りは段々暗がりに染まる。
ポツポツと、小雨が降り始める。
狐の嫁入りだろうか…こんな時期にするとは聞いてないが。
狐の灯火が鮮やかに彩られ、その姿を端目に見つめながら森の奥、雑木林の中へ進んでいく。
.
歩き続けた先には、我が別宅があった。
誰かが私のいない間に掃除でもしてくれてたんだろう、埃などは一切なかった。
「…あら、妃さんお帰りになられたの?」
『……えぇ。只今戻って参りました、まあそのうち戻ります。向こうでの仕事もありますので』
「妃の立場は大変ね…、仕方の無い事よね。貴方は
『…そうですね、皇后陛下におかれましては益々桜の花達も見違えるようで』
「……相変わらず、口だけはまわるのね」
あまり仲は良くないと思う、。私が気に入らないだろうし、邪険な顔をするのはいつものこと。あぁ疲れたな。最近3人に頼ってばっかだったし、余計に1人じゃ耐えれなくなってる。
「…妃様…、」
『…あぁ、気にしないで。疲れてるだけだろうから、。』
まだ
.
『休むから、誰も部屋に寄せ付けないで』
「畏まりました」
別宅といえど、我らが
私の別宅じゃないのかって話だが
別宅の奥、離れに向かい寝具に身を委ねた。
久しぶりの寝具の匂い。落ち着く。
→
964人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
成海(プロフ) - シャルティさん» コメントありがとうございます✨️srpくんも楽しそうです!リクエストありがとうございます☺️ (7月27日 13時) (レス) id: ee5a2d59ff (このIDを非表示/違反報告)
シャルティ(プロフ) - コメント失礼します。リクエストなのですが、vltのsrpさんとかどうでしょうか!! (7月26日 18時) (レス) @page48 id: 2c2d2fdab2 (このIDを非表示/違反報告)
成海 絢乃(プロフ) - シグレさん» コメントありがとうございます!!検索引っかかっちゃうんですね( ˊᵕˋ ;)💦ご指摘ありがとうございます〜!これからも応援よろしくお願いしますm(*_ _)m (2022年7月27日 13時) (レス) id: ee5a2d59ff (このIDを非表示/違反報告)
シグレ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します読む専なので詳しいことはちょっとわからないのですが、作品の目次の上の文章は検索に引っかかってしまうらしいので出演のところは伏せ字のほうがいいと思われます...! (2022年7月27日 11時) (レス) id: d1a6150865 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:成海 | 作成日時:2022年7月25日 2時