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『この度は私の非礼の数々があったように思います。本当にお騒がせ致しまして、深く反省しております。大変申し訳ございません』
«そんなに謝らないで、自分を責めてどうするの»
『…いえ、ですが、』
«…今回は僕は偶々通りかかっただけさ。ね?»
『…娯楽神様、本当に慈悲深く、』
«あぁもう妃は本当に真面目だねぇ、いいんだよ»
『私が、謝らせて頂きたいのです!』
少し大きな口調で、声を荒らげる妃。
その姿は普段穏やかなAからは想像が出来なくて。
少し驚いた。
甲 「…A、」
『わたしは産まれてからずっと、何不自由なく暮らして参りました!!それでも、そう過ごせたのは貴方様がいてくれたからこそだと、そう思っております』
«…妃は、産まれてからずっと才能溢れる子だったから、気負わせすぎたのかもしれないね»
Aが産まれた時、妾の子と言われる反面
小さな時から魔や神全てのものが見えていた。
だからこそ国の妃にしたし、俺達もお目付け役…言い方が嫌だな。
護れる存在に頑張って努力した。
まあ、半分親からしろって言われたところもあるけど…。
今となっては感謝かな、。
«…まぁ、皇后といわれるあの子よりは、僕は君の方が向いてるとは思うけど…でもそれは皇帝が拒否したからね、»
『……その件は、私が当時余りにも不甲斐なくて…』
«違うよ妃。君が余りにも優秀すぎたんだよ、だからこそ他国に狙われる危険があった。それは何としてでも避けたかった。君がなにか失態を冒したとかそういうことではないんだよ、»
«寧ろ皇帝は、君を護るために、君を他国に晒さない事で君が君のままで居られるならと。皇帝くんはそんな事を思ってるんだよ、あ!これ秘密だったね(笑)»
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皇帝は、私のことを嫌っているんだと思ってた。
会う時に笑顔を向けられた記憶も少ない。
いつもあの皇后といたし、私が入る隙間もなかったように思う。
だけど、そんな事…思ってるなんて知らないッ!
『…陛下が…、何故黙っていたんですか』
弦 「君に言うと君が全部背負うから。それ以外に理由はないよ」
『……弦月』
弦 「なんでしょう」
『陛下は今どこに』
弦 「今は無理です、貴方には会えません」
『…甲斐田、』
甲 「……ッ、ごめんねA」
『……、ながお、』
長 「今お前に出来ることは無い。帰るぞ」
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涙が溢れる、どうして?何故会えない?
«今は帰りな。僕が何とかしておくから»
『嫌です…ッ会わせて下さい!!』
身体を抱えられ、目が覚めた時にはもう現世だった。
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成海(プロフ) - シャルティさん» コメントありがとうございます✨️srpくんも楽しそうです!リクエストありがとうございます☺️ (7月27日 13時) (レス) id: ee5a2d59ff (このIDを非表示/違反報告)
シャルティ(プロフ) - コメント失礼します。リクエストなのですが、vltのsrpさんとかどうでしょうか!! (7月26日 18時) (レス) @page48 id: 2c2d2fdab2 (このIDを非表示/違反報告)
成海 絢乃(プロフ) - シグレさん» コメントありがとうございます!!検索引っかかっちゃうんですね( ˊᵕˋ ;)💦ご指摘ありがとうございます〜!これからも応援よろしくお願いしますm(*_ _)m (2022年7月27日 13時) (レス) id: ee5a2d59ff (このIDを非表示/違反報告)
シグレ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します読む専なので詳しいことはちょっとわからないのですが、作品の目次の上の文章は検索に引っかかってしまうらしいので出演のところは伏せ字のほうがいいと思われます...! (2022年7月27日 11時) (レス) id: d1a6150865 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:成海 | 作成日時:2022年7月25日 2時