弦月side ページ12
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普段は御簾から出てこない神様たち。
この人は本当に特例で、妃がいるから余計に出てきてくれるんだろうなって改めて思った。
弦 「…では、1つお願いが」
«1つでいいの?»
弦 「……いいの、とは」
クイッと顎で、指すその先は水晶玉。
その水晶玉がまるで水の水面の様に揺れ、情景が浮かび上がる。
きっと、Aの部屋の前だろう。
役人の青年は慌てて、その隣で晴くんは解析真っ只中。
そして、Aの部屋の御簾を見たかと思えば、ひょいっと潜り部屋に入っていく景くん。
弦 「…え、うわちょっと、」
«本当に祓魔師の彼、怖いよねぇ見た見た?あの顔»
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弦 「…なるべく早く急ぎましょう、部屋が壊れないうちに」
«ね。彼怖〜い顔してたしね。何よりあの子の部屋が無くなるのは僕が困る。お茶会出来なくなっちゃうしね»
実際あの部屋には、Aの調度品、貴重品全てが詰め込んである。Aが快適に過ごせるように。
それは実は、皇帝陛下のお陰でもあって…。
これを知ってるのはホント数少ない人達だけ。
まぁ皇后に関してはそんなの知ったこっちゃないと思うけど。
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弦 「…ひとまず、僕が向こうで景くんを止めます。その間にAを保護していただけませんか」
«いいよ。弦月くんの頼みなら何でも幾らでも»
弦 「本当にここを治めていてくれるのが貴方で良かった」
«僕もね、ここを担当してくれるのが君で良かった。そしてなにより僕の本堂の近くに彼女の離れを作ってくれた貢献者だし?»
きっと、この神様はAの事を護って慈しんでくれるとそう信じていた。その信頼は何百倍にもなって返ってきたけど。
«じゃあ行こうか。…梅や»
「はい」
«君は此処をね守るんだよ»
「存じておりますわ」
«うん、いい子だね»
弦 「では梅さん、少しお借りしていきます」
「お気をつけて。どうやら先程より魔の気配が濃くなったように感じます」
弦 「…そうですね、梅さんも気をつけて」
「
そういって深々と頭を下げる梅さんに、一礼し
さっきまでいた別宅に足を進めた。
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成海(プロフ) - シャルティさん» コメントありがとうございます✨️srpくんも楽しそうです！リクエストありがとうございます☺️ (7月27日 13時) (
レス) id: ee5a2d59ff (このIDを非表示/違反報告)
シャルティ(プロフ) - コメント失礼します。リクエストなのですが、vltのsrpさんとかどうでしょうか!! (7月26日 18時) (レス) @page48 id: 2c2d2fdab2 (このIDを非表示/違反報告)
成海 絢乃(プロフ) - シグレさん» コメントありがとうございます!!検索引っかかっちゃうんですね( ˊᵕˋ ;)💦ご指摘ありがとうございます〜！これからも応援よろしくお願いしますm(*_ _)m (2022年7月27日 13時) (レス) id: ee5a2d59ff (このIDを非表示/違反報告)
シグレ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します読む専なので詳しいことはちょっとわからないのですが、作品の目次の上の文章は検索に引っかかってしまうらしいので出演のところは伏せ字のほうがいいと思われます...! (2022年7月27日 11時) (レス) id: d1a6150865 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：成海 | 作成日時：2022年7月25日 2時
