必殺技の練習 ページ26
貴方「ヤバイ、もう行かないと。円堂君たちもう河川敷行ったかな…」
部屋に飾られた豪華な時計を見て慌ててドアノブに手をかけたとき。
貴方「いっ…」
頭が割れるように痛くなり、ドアにもたれかかった。
如月財閥の統率者である父親がいなくなり、影山に常に目をつけられているAは毎日よく眠れていない。
このままでは、いずれ倒れるだろう。
貴方「ダメだ…父さんを探すまで倒れるわけには…」
イナズマイレブンのことを教えてくれた父親の顔を思い出し、ゆっくりと瞼を閉じた。
今日も河川敷で特訓をする雷門サッカー部。
春奈「A先輩、どうかしたんですか」
秋「体調が悪いんですって。少し遅れて来るそうよ」
そう言って心配そうな顔をする秋。春奈もそんな先輩の姿を見て心配になってくる。
夏未の車の中。Aはようやく見えてきた河川敷を見渡す。雷門サッカー部の周りを他校の生徒たちが大勢で見ている。
貴方「夏未さん、ありがとう。もう気分も良くなったわ」
夏未は窓の外から目を離し、Aに向き直る。
夏未「良いのよ、体調が優れなかったのでしょう」
夏未は「それにしても」と他校の生徒たちをまた見る。
貴方「おかしいですよね…」
夏未「ええ…出してちょうだい」
運転手は夏未にそう言われるとをアクセルを踏みこんだ。
河川敷に飛び込んできた車にサッカー部は驚いていると夏未が中から出てきて「必殺技の練習は中止します」と言い放つ。
戸惑うサッカー部員。その中でも円堂は行き成りで困惑していた。
夏未「あれが見えないの？」
そう言って、橋の上からこちらを見下ろす他校の者たちを指差す夏未。
円堂「俺達のファンだろ？？」
円堂の目は嬉しそうに輝いていた。
貴方「あれはファンなんかじゃないわ」
落ち着いた声の持ち主が夏未の次に出てきた。
秋「Aちゃん、もう体調は大丈夫なの？」
貴方「ええ。ごめんね心配かけて」
Aは秋に向けて微笑んだ。
円堂「じゃあ、あれは何なんだ？」
円堂は集まってくる生徒たちを見て首を傾げる。
豪炎寺「偵察に来てるんだ」
豪炎寺の言葉にサッカー部は目を見開く。
勝ち続ける雷門サッカー部に興味を示す者たちの中に偵察にくる学校もあるだろう。
円堂「誰にも見られない練習場に行こう！」
円堂の言葉に「そんなところがどこにある」と豪炎寺は言った。
そんな様子を見る夏未は溜息をつき、その横でAは眉間にしわを寄せ、考え込んだ。
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rara(プロフ) - まだまだ頑張ります。応援よろしくお願いします！ (2016年11月12日 15時) (
レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - raraさん» なるほど！ありがとうございます！ (2016年11月12日 15時) (レス) id: e17e654c8c (このIDを非表示/違反報告)
rara(プロフ) - コメントありがとうございます！私はイナズマイレブン全シリーズが大好きなのでイナズマイレブンgoのキャラも登場させて主人公との絡みを多くするようにしてみました。キャラクターの行動を細かく書いてなるべく「」の数を少なくしてみました。よろしくお願いします！ (2016年11月11日 18時) (レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲みこ(プロフ) - すごく面白いですね！それに、hit数も多くて羨ましいです！hit数を多くする秘訣とか知りたいです|´-`)ﾁﾗｯあと、これからも更新がんばってください！ (2016年11月11日 17時) (レス) id: e17e654c8c (このIDを非表示/違反報告)
rara(プロフ) - コメントしていただいてありがとうございます。頑張ります！ (2016年11月9日 19時) (レス) id: b08300c005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rara | 作成日時：2016年9月28日 7時
