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今日もいた。いや実はもっと前からいたのかもしれない。

「(人1)さん?」
『!』
「待って!」
『や、やめて…離して…っ』

思わず逃げようとした腕を掴むと、涙声になって訴える(人1)さん。顔はよく見えないけど。

「俺は、君をいじめたりしないから。ね?」
『そう言われて何回も騙されてきたのっ』
「俺は君をいじめてる人みたいにクズじゃない。いじめる理由なんて見つからないよ」
『…本当に?』
「もちろん」
『………わか、りました。信じます』

腕を離し、日当たりのいいところに歩いていく(人1)さんのあとを追う。
座ったから隣に座ったけど、すぐに避けられた。まだ信じられてないみたいだ。

『いじめられてること…よくご存知ですね』
「まあ…詳しい友達に聞いて」
『…それで、何のようですか』
「えっ」
『あなたこの前の人ですよね。確か、4組の大木くん』
「あ、うん…」

知られていることに驚いた俺に対して、平然として話をする(人1)さん。

「…意外と、ちゃんと話せる人なんだね」
『ただの陰キャだと思わないでください。いじめが、いじめが…怖いだけなんです…』
「ごめん…」

もういじめの話はしないようにしようと思った。怖がらせてはいけないと思った。見るからに細い彼女は、膝を抱えて震えていた。

「ただ、気になって…いつもここにいるの?」
『まあ…下見だけど』
「え?なに?なんの?」

何かをぼそっと言ったから、どれだけ聞き返しても『なんでもない』の一点張りだった。

『それでは』
「あっ、ちょ!」

やっぱり逃げ足は速くて、手を掴むことは出来なかった。

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あやもち(新アカウント)(プロフ) - リンさん» ちょっと違う気がしますがありがとうございました! (2018年1月20日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
リン - ありがとうございました。面白かったです。 (2018年1月20日 22時) (レス) id: da57983ead (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - ありがとうございます!! (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3b3f15d52b (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - 未来さん» 了解です! (2018年1月20日 21時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - りょうくんとイチャイチャするシチュエーションってお願いできますか?? (2018年1月20日 21時) (レス) id: 3b3f15d52b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやもち(新アカウント) | 作者ホームページ:https://twitter.com/avntis_TO_mizu  
作成日時:2017年11月17日 14時

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