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No side

いつの間にか日が暮れ、窓からは綺麗な夕日が見えていた。

『見晴らしいいなーこの部屋』
「俺んちだからな!」
『威張らんくてもいい部屋だと思ってるよ』

汚すぎるけど、とAは付け足した。
東海オンエアはじゃんけんで負けた人が掃除をため、撮影部屋だけは常に綺麗なのだ。しかし、リビングなどは別である。

「A帰る?」
『帰るよ〜』
「じゃあ僕も帰ろうかな」
「虫さん帰っちゃうの?」
「疲れたから」

虫眼鏡はパソコンをカバンに入れ、帰る準備を進める。Aはすでに準備万端だった。

「りょうくんたちは?」
「俺はまだいるよ」
「俺もまだ」

りょうととしみつはソファーでくつろいでいた。てつやはというと、畳の部屋で爆睡していた。

「Aまた来てよ。ご飯食べたい」
『今度はうちに来たら?ここ食材なさすぎ』
「行く行く」
「俺も行く〜」
「じゃあ僕も」
『そんな広くないんだけど(笑)』

住んでいるのは岡崎ではないAは、てつやの家に来るまでにも少しかかる。今日はたまたま近くのカフェにいたため早めに着いたのだ。

「帰ろうA」
『だね。てつやくーん』

Aは爆睡しているてつやを呼ぶが、返事はなかった。起こさぬようにと静かに近付き、てつやの脇にしゃがんだ。

『てつやくーん』
「んっ…あー…?」
『髪の毛美味しい?(笑)お邪魔しました。お疲れ様』
「うーん……あい」
『あい(笑)じゃあね』

てつやは目をこすり、力なく手を振った。

『ばいばいりょうくん、としくん』
「おー」
「ばいばい」

玄関で待っている虫眼鏡の元へ小走りし、靴を履いた。

「寒っ」
『温度差やばー』

コートの上から腕をさする二人。
影は夕日で長く伸びていた。

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あやもち(新アカウント)(プロフ) - あやねさん» みのですね!そういえばカリブラ100万人突破しましたね!気長にお待ちくださいー (2018年3月17日 15時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - 月夜さん» 了解しました!気長にお待ちくださいませー (2018年3月17日 14時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - ライカさん» 了解です!気長にお待ちくださいー (2018年3月17日 14時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
あやね(プロフ) - カリブラのみのとのいちゃつきを見たい!カレカノ設定は任せます!笑 (2018年3月17日 14時) (レス) id: d7c9d23937 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - あやもち(新アカウント)さん» ありがとうございました。としみつでメンバーに彼女の惚気話をするお話お願いします!!夢主は一般人で清楚系でお願いします!! (2018年3月17日 5時) (レス) id: 8724e14dbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやもち(新アカウント) | 作者ホームページ:https://twitter.com/avntis_TO_mizu  
作成日時:2018年3月1日 1時

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