としみつ【月夜様リクエスト】 ページ44
「としみつうるせーえ!!!」
てつやの大声が、耳にキーンと響いた。
「聞けよ!」
「てつやもうるさい!」
そう言いつつも、僕はサブチャンネルのカメラを回した。別に隠し撮りではないけど、これはなかなか面白いのだ。ちなみに、としみつは断じて酔ってない。
「彼女の惚気話なんて非リアに話すなよ!」
「ざわくんカメラ回しとるげ!」
「僕は彼女いるから」
「うーぜー!」
最近彼女と別れてしまったゆめまるは苦笑い、りょうくんとしばゆーはにこにこしてて、てつやは椅子に座って足をばたばたさせていた。
「としみつの彼女が可愛いなんてこと知ってんだよ!ばか!」
「可愛いからな!あほ!」
小学生が同じ女の子を好きになったみたい、とゆめまるは言った。それには僕も同意だ。
「Aは清楚で美人で可愛くて、おまけに料理ができる!勉強も!でも少しお馬鹿なところも可愛い!完璧すぎる!」
「頭いいのか馬鹿なのかはっきりしろ!」
「あほかお前!勉強できる頭いいとドジのお馬鹿は違ぇ!」
としみつはてつやの前に仁王立ちして、ドヤ顔をかました。てつやは言葉も出ないらしい。
「としみつAちゃん大好きすぎんか(笑)」
「あちゃんもAちゃんのこと可愛いって言ってたわ〜」
ゆめまるはただ一連の流れを微笑ましそうに見つめているだけ。こういうほんわかしてるところも、たまにクレイジーなのもゆめまるのいいところだと僕は思ってる。
それから、としみつとてつやの口論は永遠に続き、カメラの録画時間もいい感じになってきた。このまま争わせたら明日になる。
「じゃあ最後としみつ、Aちゃんのことは?」
「好き。好きすぎる。大好き」
「だってさ。よかったね、Aちゃん」
「はっ?」
としみつの
『…こ、こんばんは……』
「A!?」
ドアの向こうには、耳まで真っ赤なAちゃんが手を振りながら立っていた。
「む、」
あ。やべ。
「虫眼鏡ぇぇぇぇぇ!!!」
「わぁぁぁぁっ!?」
としみつの叫びと僕の叫びはほぼ同時だった。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
訳分からない終わり方第何弾でしょう。←
月夜様リクエストありがとうございました!!
これが本物の短編集ですよ←
遅くなって申し訳ないです_:(;'Θ' ;;」 ∠):_
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らいと(プロフ) - シルクの彼女 仕事が忙しくて誕生日を祝ってもらえなくて寝ながら泣いている お願いします! (2018年4月21日 22時) (レス) id: f3a75c3100 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - あややさん» いつもめっちゃ面白いリクエストありがとうございます!書きがいがあります(´ー`)お待ちくださいませ!! (2018年4月19日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
あやや - 遅くなりましたが難しい設定にも関わらずありがとうございました!!面白かったです!またリクエストしたいのですが、夢主が東海オンエアのメイドになって仕える設定が見たいです!恋愛は禁止だけど、りょうくんと恋に落ちちゃう感じで!良ければお願いします<(_ _)> (2018年4月19日 22時) (レス) id: c1b6deb7ec (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - はるさきすさん» りょうかいです! (2018年4月17日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
はるさきす - リクエスト失礼しますm(_ _)m としみつとイチャイチャするのっを (2018年4月17日 22時) (レス) id: 55a2846b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやもち(新アカウント) | 作者ホームページ:https://twitter.com/avntis_TO_mizu
作成日時:2018年3月17日 14時