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パスワードを入力し、画面が出るのを待つ。起動を知らせる音がなり、寝転がっていた体を起こした。

『あっ』

思わず勢いよくディスプレイを閉めてしまった。焦ってもう一度開けて、機能がちゃんとしているか確かめた。

『りょう、くん、』

画面には、壁紙としてりょうくんと私のツーショットが。仲睦まじく、仲良さそうにピースをしていた。私はなぜ、りょうくんとのツーショットを壁紙にしているのだろう。ジョージと付き合っていたはずなのに。

『あ、ぇ…あれ………?』

気付いたら、パソコンのキーボードにぽたぽた涙が落ちていた。たまに生温かい涙も伝った。(かす)んだ視界の中で、キーボードの隙間に涙が流れ込んでいるのが見えた。

『ちがう…ちがうよ……私っ…』

信じたくない。

ううん、信じられない。

好きでジョージとずっと付き合っていたはずなのに。

ジョージはりょうくんを忘れさせてくれると言っていて、信じたはずなのに。

『りょうくん……あいたい、』

私は確かに、りょうくんに会いたいと思った。

本当に、信じたくない。

まだ、まだりょうくんが好きだなんてこと。



『はぁ、はぁっ…っはぁ、!』

もっと運動をしておけばよかったと、走っている今後悔している。小学校のときはピアノしかやっていなかったし、なんで中高とも帰宅部に入っていたのか。

『ど、どこだっけ……』

いつもりょうくんが私の家に来てもらうことが普通になっていて、りょうくんの家の場所を忘れてしまっていた。

それと、気付くこともあった。

今まで我儘ばかり聞いてもらっていた。実質、りょうくんに何もしてあげられなかったんだ。りょうくんはいつも私のことを考えてくれて、優先してくれた。

____俺は本気でAと付き合ってた。撮影ない日とか忙しい日でも、Aが会いたいって言えばちゃんと空けて会いに行った。それでも何か不満があったの?

『っ、…』

あの時のりょうくんの、怒りを含めていたけど、とても切なげな顔をしていたのを思い出した。思い出すと苦しくなる。涙が流れて止まらない。

『りょうくんっ…りょうくんっ…!』

この曲がり角を曲がって、まっすぐ進んで、また曲がって。すぐにりょうくんの家がある。

「…A?」
『!りょうくん…!!』

そこには、愛おしいあなたが立っていた。

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らいと(プロフ) - シルクの彼女 仕事が忙しくて誕生日を祝ってもらえなくて寝ながら泣いている お願いします! (2018年4月21日 22時) (レス) id: f3a75c3100 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - あややさん» いつもめっちゃ面白いリクエストありがとうございます!書きがいがあります(´ー`)お待ちくださいませ!! (2018年4月19日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
あやや - 遅くなりましたが難しい設定にも関わらずありがとうございました!!面白かったです!またリクエストしたいのですが、夢主が東海オンエアのメイドになって仕える設定が見たいです!恋愛は禁止だけど、りょうくんと恋に落ちちゃう感じで!良ければお願いします<(_ _)> (2018年4月19日 22時) (レス) id: c1b6deb7ec (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - はるさきすさん» りょうかいです! (2018年4月17日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
はるさきす - リクエスト失礼しますm(_ _)m としみつとイチャイチャするのっを (2018年4月17日 22時) (レス) id: 55a2846b5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやもち(新アカウント) | 作者ホームページ:https://twitter.com/avntis_TO_mizu  
作成日時:2018年3月17日 14時

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