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「…いつから気付いてた?」
「ともやんに言われるまで気付かなかったよ。まさか、彼女が浮気してるなんてね」

俺がそう言うと、Aは肩をぴくりと震わせた。納得いかない顔さえしている。

『別に…浮気じゃないよ』
「じゃあ何だっての?二股とでも言われた方がいい?」
『浮気でも二股でもないって』

それなら、何だって言うのだろう。俺は、今初めてAに対して激しい怒りを覚えた。今まで些細(ささい)なことで喧嘩はしてきたが、こんな風に怒りを全面に表したことはなかったのだ。

「説明してもらおうか、どういうことなのか。んで、ジョージは何で愛知にいるのかもね」
「……」
『…別に、何でもいいじゃん』
「はぁ?(だんま)り?図星なんでしょ」

周りから見れば、とんだ修羅場だろう。俺だって、こんなのドラマでしか見たことがないはずだ。例え身の回りで起こったとしても、自分に関わっている人ではないことは確か。

『…行こうジョージ』
「あぁ、」
「A!」
『っ、なに』
「ふざけるのも大概にしろよ」

自分でも驚いた。こんな低い声が出るのかと。
Aもジョージもさすがにたじろいだのか、俺の顔を見たままその場に立ち止まった。

「俺は本気でAと付き合ってた。撮影ない日とか忙しい日でも、Aが会いたいって言えばちゃんと空けて会いに行った。それでも何か不満があったの?」

ただの重い男みたいになったけど、これが本音のようなものだった。俺はただただAが好きだったんだ。子供みたいで考えることも小学生じみてるけど、それさえ愛おしく感じていた。純粋に。

「誰も思わないよね。ずっと好きで付き合ってた彼女の浮気相手が、自分の友達だなんてことさ」
『…………りょうくんとは、遊びだった。ただの暇つぶしみたいなもの』

そう言ったAは、いつもの子供っぽさとはかけ離れていて、大人びていた。俺には見せない大人っぽさで、きっとジョージにしか見せなかったんだろう。

『今度こそ行っていい?もう用ないでしょ』
「ないよ。どうぞご勝手に」

そのままお互い踵を返して、来た道を歩き始めた。途中で試しに振り向いてみたけど、もう2人はいなかった。

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らいと(プロフ) - シルクの彼女 仕事が忙しくて誕生日を祝ってもらえなくて寝ながら泣いている お願いします! (2018年4月21日 22時) (レス) id: f3a75c3100 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - あややさん» いつもめっちゃ面白いリクエストありがとうございます!書きがいがあります(´ー`)お待ちくださいませ!! (2018年4月19日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
あやや - 遅くなりましたが難しい設定にも関わらずありがとうございました!!面白かったです!またリクエストしたいのですが、夢主が東海オンエアのメイドになって仕える設定が見たいです!恋愛は禁止だけど、りょうくんと恋に落ちちゃう感じで!良ければお願いします<(_ _)> (2018年4月19日 22時) (レス) id: c1b6deb7ec (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - はるさきすさん» りょうかいです! (2018年4月17日 22時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
はるさきす - リクエスト失礼しますm(_ _)m としみつとイチャイチャするのっを (2018年4月17日 22時) (レス) id: 55a2846b5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやもち(新アカウント) | 作者ホームページ:https://twitter.com/avntis_TO_mizu  
作成日時:2018年3月17日 14時

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