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『...俺ね、このカメラ、大ちゃんの写真でいっぱいにしたいんだ』
布を出してカメラを磨きながら裕翔が言った。
『前までは、全部のカメラをメンバーとか、家族とかでいっぱいにしたいって思ってた。
でも、このカメラを大ちゃん専用にして、大ちゃんしか映らないレンズにしたい』
だから、さっきの写真は消すね？って、俺が撮った裕翔の写真を消した後、裕翔はまた俺を撮った。
『これからも、大ちゃんの写真いっぱい撮らせてください』
「...そんなの、こちらこそ、だよ」
口を開くと言葉がぽろぽろと溢れ出た。
「このスマホのカメラロール、裕翔でいっぱいにして、頭ん中も裕翔でいっぱいにしたい。裕翔のカメラ、俺でいっぱいにして欲しい」
言い切ってから、裕翔と目を見合せた。
あれ...俺今何言った...？
『ふはっ。つまり、これからもずっと一緒にいようってことだよね？』
「あ...そう！そういうこと！」
裕翔とずっとずっと一緒にいたい。
初デートは、人生で一番幸せな日だった。
『えーやば、裕翔、ストーカー気質だね』
「え、なんだよそれ」
『大貴にだけでしょ。2人が幸せならいいんじゃない？』
え、何、どういうこと。
『ま、みんな初デートは各々幸せだったってことだね！』
なんか、丸く収められたけど。
それから何度も裕翔とはデートしてるけど、全部幸せで。
どうやら2人もそうみたい。
これからずっとずっと、みんな幸せでいられますように。
初デートのお話 終
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志乃(プロフ) - ここなさん» ありがとうございます！感動していただけて嬉しいです...！ぜひまたリクエストください！笑 (2020年12月7日 22時) (
レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - リクエストを書いてくださってありがとうございます！感動しました！！春樹くんが可愛すぎて、悶絶しております…また、リクエストさせていただくと思います笑本当にありがとうございました！本編の方も楽しみにしています！頑張ってください！！！！ (2020年12月7日 17時) (レス) id: 145495405f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志乃 | 作成日時：2020年12月2日 18時
