ふたり。 -Another Story-

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ym side



ピンポーン





「はーい」



『宅配便でーす』




宅配便...？何か頼んだっけ...。




少し不審に思いながら荷物を受け取ると、差出人は実家だった。





「え、何...」



『何届いたの〜？』



「分かんない。実家から」





山田涼介荷物届いたんだけど何?



母開けてみな。春くんのだよ





春樹の...？



はさみでガムテープを切って、いざ開封。




そこに入っていたのは、大量のおもちゃだった。






『うわすげえ』



音が鳴るおもちゃとか、0歳児用のおもちゃがいっぱい。


と、奥で遊んでいた春樹がハイハイでこっちに来た。




ちょうどいいや。




「春くん、おばあちゃんからおもちゃいっぱい来たよ〜」



『う！...あ！』



「ん？これ？」





春樹が触ったものを片っ端から開けてみる。






春樹は全部のおもちゃを気に入って、折り紙や赤ちゃん新聞には見向きもしなくなってしまった。




心変わりはや...。



せっかく買ったのに...と思うけど、春樹が楽しめるのをあげなきゃね。





もしかしたらまたぐちゃぐちゃびりびりしたがるかもしれないし。






1週間ほどしか使われなかった折り紙と、1回で終了してしまった赤ちゃん新聞は、納戸の奥にしまわれることになったのでした。







ぐちゃぐちゃびりびりのお話 終

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