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#70 ページ21

その日の夜、大ちゃんから来たメールは長文だった。





"荷物はまとまりましたか?

Aちゃんが頑張ってくれたおかげで、Aちゃんへのガードは緩いようです。

深夜なら逃げられます。予定通り明日の深夜に逃げてください。

逃げたらどこかホテルかネットカフェなどに泊まってください。

実家や元々住んでいた家はすぐに特定されてしまうので絶対やめてください。

僕も逃げたらメールします。居場所を聞くので合流しましょう。

もし逃げてから一週間経ってもメールが来なかったら、俺は死んだと思ってアパートなどを借りて一人で住んでください。

伊野ちゃんの目を盗んでAちゃんのベッドの下に通帳と判子を置いておきました。

逃げた後に使ってください。一生暮らせるくらいの貯金はあります。"




慌ててベッドの下を見ると、確かに通帳と判子があった。


開いてみるとかなり貯まっている。すごい...。




そして、メールの続きに私は目を見開いた。





"合流したら、僕と結婚してください。"





結婚...!?


私はまだ付き合うかどうかの返事もできていない。



第一、出会って一週間ほどしか経っていないのに...。




もちろん嬉しさもあったが、その中で不安がもやもやと膨らんでいくのが分かった。

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れっしー - とても面白かったです。これからも頑張ってください! (2021年1月17日 13時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:志乃 | 作成日時:2020年9月22日 9時

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