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#60 ページ11
悲しそうにこのグループの事情を話してくれた彼は、その次の日が担当だった。
あれ以来ずっと悲しそうな顔をしている。
岡「俺今悲しい気持ちだから、優しく殺してあげるよ。あまり苦しまない毒作ったから...」
岡本さんが自分で選んで連れてきた青年に優しく語り掛けた。
青年は微笑むこともなく青白い顔をしてそこに突っ立っている。
そのまま後ろから抱きしめて、耳元で「おやすみなさい」と囁いた。
口元にハンカチを当てると眠るように倒れ込んで。
伊「綺麗な死に顔...それちょうだい」
伊野尾さんが死体を見て言った。
岡「死に顔じゃなくて、寝顔ね？」
それに...と岡本さんが続ける。
岡「研究に使うから、絶対だめ」
ちぇー、とつまらなそうに言った後、スマホで写真を撮ってその場を去った。
終始穏やかで、本当に寝ているようで。
今までで一番綺麗だと思った。
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れっしー - とても面白かったです。これからも頑張ってください！ (2021年1月17日 13時) (
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作者名：志乃 | 作成日時：2020年9月22日 9時
