検索窓
今日:27 hit、昨日:23 hit、合計:44,208 hit

tk ページ21

知念が杖をつきながら仕事の準備。


と思ったら杏優のお世話。


と思ったら家事。



「知念、まだあんま無理すんなよ」


『もー、大丈夫だよ』




知念はまだ踊ったりはできないけど、座ったままのバラエティとか、ラジオとかは出るようになった。



『はい杏優ちゃん、これお弁当ね。あれ、うさちゃんリュックは?』


『うしゃちゃりゅっくやめたのー!』



『やめたの?じゃあお弁当とか水筒とかどこに入れようか?』




よっこらしょ、と時間をかけて、杏優と同じ目線になるように座る。




『ママは、うさちゃんのお弁当と、うさちゃんの水筒と、うさちゃんリュックで可愛いと思うけどな?』



『やら!じぇんぶおててでもってくー!』


『そんなに持てないでしょ笑』




『やらー!!』



杏優が小さいお手手で一生懸命荷物を抱えて逃走した。


『こーら!待ちなさい杏優!...ってて、』




知念も追いかけようとするが、上手く立てず。



それを見て、俺は急いで杏優の前に立ちはだかった。




「パパのぽっぽ乗りたい人ー!」


最初はぽかんと俺を見あげていた杏優の表情が、途端にキラキラし始める。



パパのぽっぽ、とは、俺の肩車のことだ。




『のゆ!のゆ!』


急いで抱えていたものを床に置き、俺の背中をよじ登り始めた。


杏優、重くなったなあ...。



その隙に知念が荷物をうさぎのリュックに詰めていって。


やっと準備完了。





『しゅっぱーちゅ!ぽっぽー!!』





テンション高くて何よりです。


パパは首と腰が死にそうだよ。

in→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
673人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ma(プロフ) - 続き楽しみにしてます🙌 (3月15日 21時) (レス) @page19 id: 28bedf01b3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:志乃 | 作成日時:2022年7月5日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。