・ ページ19
手渡された封筒には何も書いてなくて、封もしてない。
開けていい?と聞くと、涼介は微笑んで頷いた。
中から出てきたのは、
「これ...もしかして、」
『4ヶ月...だって...っ』
赤ちゃんのエコー写真。
「ほんと、?」
涼介がまた頷く。
自然と頬に涙がこぼれた。
嬉しいなのか、幸せなのか、何の感情か訳が分からなくなるくらい、胸がいっぱいだった。
優しく涼介を包み込むようにして抱きしめる。
『やっと、春樹をお兄ちゃんにできるね...っ』
「ほんとに...ありがとう...っ」
そこへ、ドタバタと足音が聞こえてきて。
『りょお!けぇ!なにちてうの!』
「あ、春樹、ごめん...っおいで」
慌てて涙を拭って、ベッドのそばに呼ぶ。
『どおちたのお?』
『春くん、お兄ちゃんになるんだよ』
『にちゃ!?』
すると、涼介が春樹の手を持って、自分のお腹に持っていった。
『ここ。赤ちゃんいるんだよ』
『あかちゃ...わああ...!しゅごい!うれちいねえ!』
春樹が両手で口を押さえて飛び跳ねる。
愛する涼介と可愛い春樹だけでもこんなに幸せなのに、また1人増えるなんて。
幸せすぎるなあ...。
673人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ma(プロフ) - 続き楽しみにしてます🙌 (3月15日 21時) (レス) @page19 id: 28bedf01b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:志乃 | 作成日時:2022年7月5日 8時