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「別れた...?」
「なんか、振られた」
ははっと乾いた声で笑う。
「よく分かんねぇけど」
「そ、か...」
嫌な空気が流れる。
Aは今幸せなのか、それだけが心配だった。
「より、戻さねえの?」
俺が言うと、大ちゃんの目に涙が溜まった。
「戻せるなら戻したいよ...」
「なんて言って振られたの」
大ちゃんは大きくため息をついた。
「『大ちゃんには私よりいい人がいる』って」
「...なんか予想通りだな」
「は、?」
「Aとちゃんと話しなよ」
きっと、Aはまだ大ちゃんのことが好きだ。
話せばまだ間に合うはず。
俺はそれから時々大ちゃんに会うことはあったけど、一切Aのことは聞かなくなった。
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志乃(プロフ) - いのきんぐさん» ありがとうございますめっちゃ嬉しいです泣頑張ります! (2021年9月16日 23時) (レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
いのきんぐ(プロフ) - この作品大好きです!毎日楽しみです!これからも頑張ってください!! (2021年9月16日 22時) (レス) id: 5448d6134a (このIDを非表示/違反報告)
志乃(プロフ) - ももさん» 自信喪失気味だったので嬉しいです、ありがとうございます(;;) (2021年9月15日 0時) (レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 毎日とても楽しみに読んでいます!!いつも素敵なお話ありがとうございます!! (2021年9月15日 0時) (レス) id: ee84a1fc22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:志乃 | 作成日時:2021年9月12日 21時