検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:5,910 hit

20 ページ20

Aに大ちゃんとゆきの写真を見せると、まんまと騙されてくれた。







「大貴が浮気なんてするはずない!」





写真を見せた時のリアクションはびっくりしたけど、かわいかったなあ...。







結局信じてはくれたけど、LINEで来るのはいつも大ちゃんの相談ばかり。




こんなに好きだって言ってるのに、結局ただの浮気相手なのか。






もう、強行突破するしかないのかな。






Aと大ちゃんの記念日。






俺も知っていたけれど、Aを誘うとちゃんと来てくれた。









俺は半分やけになって、大ちゃんのオフィスビルの前でAにキスをした。







我に返った時には、すでに大ちゃんと2人で話していて。











「どういうつもりだよ」





大ちゃんからは聞いたこともないような低い声。







「よくわかんねえや」






へらへらと答えると、大ちゃんは俺の胸ぐらを思い切り掴んだ。





「お前なんかにAを幸せにできない」




「本当かなあ...」







俺がにこにこしながら返すと、大ちゃんは不審な顔をした。






「そもそも...なんでこうなったんだよ」





「んー?これ見せたの」







俺は、大ちゃんとゆきが歩いている写真を見せた。








「これ、浮気してるって言って見せたのか?Aに?」





「うん、すぐ信じてくれたよ」




「それ送れ」





「わあー、ドM?」





「いいから!」







LINEを開いて、大ちゃんのトークに写真を送る。






「はあ...だからあんなに疑ってたのか...」










そう言ってため息をつき、大ちゃんは立ち上がった。










「とりあえず、二度とAに近づくな」





「えぇー。結婚式呼んでよ」






「誰が呼ぶか」









ありゃありゃ、すごい怒っちゃった。






そのまま大ちゃんが店を出ていく。











A...もう会えないのか...。







.










いや...いるじゃん。俺のA...。







味わえるAが、いるじゃないか。

21→←19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.6/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

志乃(プロフ) - いのきんぐさん» ありがとうございますめっちゃ嬉しいです泣頑張ります! (2021年9月16日 23時) (レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
いのきんぐ(プロフ) - この作品大好きです!毎日楽しみです!これからも頑張ってください!! (2021年9月16日 22時) (レス) id: 5448d6134a (このIDを非表示/違反報告)
志乃(プロフ) - ももさん» 自信喪失気味だったので嬉しいです、ありがとうございます(;;) (2021年9月15日 0時) (レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 毎日とても楽しみに読んでいます!!いつも素敵なお話ありがとうございます!! (2021年9月15日 0時) (レス) id: ee84a1fc22 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:志乃 | 作成日時:2021年9月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。