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俺とAが出会ったのは中学3年生の時。
「伊野尾...?変わった名字だね」
クラス替え早々、教室の隅で大人しくしていた俺に、Aはそう話しかけてきた。
美人だなあ...。
これが第一印象。
「伊野尾くん...はよそよそしいよね。慧...うーん、下の名前はなあ...」
俺の呼び方を勝手に試行錯誤している彼女に、俺はぼそっと呟いた。
「...伊野ちゃん」
「へ?」
「伊野ちゃんって、呼ばれてる」
すると、Aの目が一気に輝いた。
「伊野ちゃん!うん!すごいしっくりくる!」
ならよかった、と俺も微笑むけど、ふと疑問を持つ。
「で...なんの用?」
「何その言い方ー。クラスの端っこで暗い顔して一人でいる奴にクラス1の美人が話しかけたことがそんなに珍しい?」
「誰もそんなこと言ってないけど」
俺が言うと、分かりやすく頬をふくらませるA。
思わずくすくすと笑ってしまう。
「あ!笑った!やっと笑った!」
「え?」
「伊野ちゃん全然笑わないんだもん。笑えないのかと思った」
初対面でなんて失礼な...。
俺にとっての第一印象は、美人ってところ以外最悪だったけど、Aにとっては最高だったようで。
「あ、友達呼んでるから行くね!これからよろしく、伊野ちゃん!」
...よろしくされてしまった。
______________
作者泣きそうです。
なんで一話しか更新してないのにこんなに低い評価がつくのか.......泣
そんな悪いこと書いてるつもりないんですが...。
そんなにだめですかね、この作品...。
志乃
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志乃(プロフ) - いのきんぐさん» ありがとうございますめっちゃ嬉しいです泣頑張ります! (2021年9月16日 23時) (レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
いのきんぐ(プロフ) - この作品大好きです!毎日楽しみです!これからも頑張ってください!! (2021年9月16日 22時) (レス) id: 5448d6134a (このIDを非表示/違反報告)
志乃(プロフ) - ももさん» 自信喪失気味だったので嬉しいです、ありがとうございます(;;) (2021年9月15日 0時) (レス) id: e83845d39d (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 毎日とても楽しみに読んでいます!!いつも素敵なお話ありがとうございます!! (2021年9月15日 0時) (レス) id: ee84a1fc22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:志乃 | 作成日時:2021年9月12日 21時