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次の日、目を覚ますと、いつも隣で寝ている寝坊助はいなくて。







"今日朝から会議が入ったから先に出ます"








汚い字で置き手紙。





...謝ろうと思ってたのに。






なんで今日に限ってちゃんと起きてんだ、寝坊助。








少しふてくされながらいつものように準備を進める。





何気なくスマホを見ると、LINEが来ていた。







「...伊野ちゃんだ」






伊野ちゃんおはよう。昨日濡れてたけど風邪ひいてない?俺、明後日までこっちにいるけど...会えないかな






その文面を読みながら、頭には大貴が浮かんでいた。







彼氏の浮気を疑っておきながら、男性と2人で会ってもいいのか。






既読をつけたまま迷っていると、それを察してくれたのか、伊野ちゃんからまたLINEが来た。







伊野ちゃん大事な話があって




A大事な話?




伊野ちゃん割と深刻な






その後にお願い!というスタンプが送られてきて。





あんまり深刻に見えないけど...。







A分かった。今日の19時なら








そう返信すると、ありがとう!というスタンプ。





私はくすっと笑ってLINEを閉じた。

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作者名:志乃 | 作成日時:2021年8月15日 15時

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